なんと全部が初CD化!奇跡の蔵出し20タイトル一挙復刻!
ぼくらのベストBOXやアルバム完全復刻パッケージ、Myこれ!クションシリーズなどでアイドルファンにはおなじみとなった一連のポニーキャニオン復刻。サービス満点、かゆいところに手が届くパッケージをリーズナブルなプライスで発表し続けていますよね。
昨年は“Myこれ!チョイス”と題した名盤アルバム+シングルコレクションを一挙発売。神田広美(こちらで紹介)をはじめ奇跡の復刻モノがラインナップされ、かなり好評を得たことはご存じの通りです。
神田さんや荒木由美子さんのファンの中には、CDの登場から25年以上ずっと願い続けておられたという方や、2008年ベスト1の出来事でしたとおっしゃる方も多く、心から感動なさっている様子もお見受けしましたが、ホントにうれしい復刻でしたね。こちらにもお便りくださった皆さん、その節はありがとうございました。逆にお礼を申し上げます。
そういった皆さんが予約して買うことで、このシリーズをしっかり支持したことが大きいのでしょう。今夏またまたMyこれ!クションシリーズの新企画が登場!その名も初CD化アルバム「蔵出し」チョイス! しかも圧巻の20タイトル、なんと全作品初CD化という作品ばかりなのです!
半ば悲鳴に近い声が聞こえるような気がしますが、驚くのはまだ早い。もともと復刻が進んでいたポニキャンですから全20タイトル、冷静に考えてすべてが奇跡と言えるようなレア復刻となっています。
ラインアップを一気に羅列しますと岸本加世子「 北風よ 」、石江理世「 放課後 」、小林美樹「 思春期 」、浦部雅美「 ふるさとは春です 」、Lady,oh!(ラジオっ娘)「 Lady,oh! FIRST 」、松本ちえこ「 ちえこのハロー・ウィンター/ぼく 」「 ワンダー・キャラバン 」、森尾由美「 Yumic World 」「 エンドレスLOVE 」、あべ静江「 みずいろの手紙/コーヒーショップで 」「 あべ静江オリジナル~愛のかたち~ 」、荒木由美子「 ヴァージン・ロード/渚でクロス 」「 ユミコ・イン・レイニー・ブルー 」「 L is 」、林寛子「 乙女 」「 素敵な16才 」「 HIROKO 」、山本リンダ「 山本リンダ 都倉俊一を歌う 」「 山本リンダ ゴールデン・アルバム 」「 Linda MEMORY TOP~ウブウブ~ 」。
どうです? 感謝感激、拍手喝采ってな感じでしょう? 80年代は2アーティストの3枚、あとは全部70年代というのもスゴイですよね。
個人的にはやっぱりスタ誕組がウレシイのですが、驚くべきは伊藤サッコとともに、花のトリオの跡目を継ぐはずだった石江理世と小林美樹でしょう。14才とはとても思えないグルーヴ感がイカしてたミッチと、阿久さんがシンシアへの幻を重ねていたような夏っ娘・野性っ子のミッキーが、それぞれ単独でCD化されるなんて、いくら復刻が進む昨今だって考えられなかったこと。
当時スタ誕を見てた人なら昭和49年の日曜日のお昼前にタイムスリップできそうだし、初めての人も絶対驚くでしょうね。阿久+都倉ファンなら、この2枚は必聴ですぞ。
しかも、ミッチの方はなんとギャル在籍時のシングル2枚「薔薇とピストル/グループ」「マグネット・ジョーに気をつけろ/珈琲をいれましょう」を追加、ミッキーはその後に出た2枚の「乙女の館/一輪ざし」と「太陽の誘惑/恋にサヨナラ」も追加されるようです。
そして、大スイセンしたいのが、同じくスタ誕出身の浦部雅美。歌唱力に定評のあった彼女が歌うカントリータッチの「少し遠出をしてみませんか」を覚えている人は多いことでしょう。第2弾「ふるさとは春です」も雪どけのせせらぎのように、まろやかであたたかい。LPもフォークっぽいナンバーが多い仕上がりでしたが、あの絶賛されたスモーキーな低音はヒーリングパワー絶大で、疲れた時や眠れない時のBGMにもオススメです。こちらも2枚のシングル「雨に歩けば/影踏」「ジプシー/噂」を追加、漢字の浦部雅美名義の発売音源がコンプされる予定となっております。
また根強いファンが大喜びしそうなのが荒木由美子の3タイトル。百恵の前に百恵なし、百恵の後に由美子あり、という感じのファーストは百恵ちゃんファンなら絶対必携の宇崎竜童カバー集。百恵ちゃんの歌はシングル曲以外に「木漏れ日」や「風たちの午後」というアルバム曲、さらにはB面曲「春に吹かれて」もチョイスしていますが、客観的に聴いてもスゴイ。デビューしたての17才がここまで…ときっとビックリするでしょう。
残りの2枚も上質な仕上がりで、昨年の「PIN-UP GIRL」と合わせるとこれでファン悲願の全アルバム全音源完全復刻と相なります。
ほかにも、当時10万枚を超える大セールスを記録したシーちゃんの「みずいろの手紙/コーヒーショップで」や、チーコの実力にきっと驚く「ワンダー・キャラバン」、カンコの濃密なヒロリン「ロマンス」をぜひ聴いてほしい「素敵な16才」、満を持しての発売となったリンダの「都倉俊一を歌う」など、いろんな意味での名盤がテンコ盛り。80年代では森尾由美の完結や、80年代のキャンディーズになり損ねたLady,oh!(ラジオっ娘)の復刻を喜ぶアラフォーもかなりな数に上りそう。
もちろんオニピー系ならでは、思わずニンマリしてしまうコンプリートな追加収録にも期待大ですね。
さあ、一気に20タイトルそろえるべきか、ちょこちょこ集めていくべきか、7月までウレシイ悩みを抱えそう。定額給付金を手付けにまず6枚!っていうテもありますぞ。
(2008.4.20)
*amazonの 初CD化アルバム「蔵出し」チョイスシリーズ をはじめ、各ネットショップの特集紹介サイトもご覧ください。