久しぶりだな、ヤマトの諸君!さあ、聴きたまえ!
ある時はシブい美声が魅力的な声優、ナレーターとして、ある時は存在感のある性格派俳優として、そしてまたある時はヘンなミュージシャンとして、おなじみの伊武さん。
近年ではNHKみんなのうたで「フンコロガシは、忙しい。」を聴かせてくれましたが、ここに来てなんと音楽活動をまとめたコレクション「 伊武のすべて 」が発売決定しました!
デスラー総統をはじめ、スネークマンショーの桃内さんなど、伊武さんはいろんなキャラを演じておられますが、ワタシが最もショーゲキだったのは、やはり83年のソロにしてサミー・デイビス.jrのカバー「子供達を責めないで」。秋元康の詞はヤバい部分もありますが、もちろんスネークマンショーのファンでしたんで大好きでしたね。当時、ラジオだったかサ店だったかで初めて聴いて、とにかくゲラゲラ笑って共感しました。
唯一のソロLPも買って、CD選書の「 Mon‐Jah 」(まだ入手可能みたいです)は今もたまに聴いたりします。当時は高1だったので、自分が子供だとは思っていなかったのですが、今聴くと、昔の自分自身を責められているような気分もしたりして…。
で、今回のコレクションは、気のきいたタイトルも素敵ですが、内容もゴイスー。
「Mon-jah」全曲に、シングルの「子供達を責めないで/パパと踊ろう」とカラオケ、「イブのマンボでワンツースリー/何んかちょうだい」と、ソニー時代のソロは当然コンプ。さらに「咲坂と桃内のごきげんいかが ワン・ツゥ・スリー 」「ストップ・ザ・ニューウェイヴ」といったスネークマンショー系に、その進化版と言えるラジオヘブン系、カヒミ・カリイと共演した架空のサントラ盤「若草の頃」から「偽りの恋~愛のL'amour~」など、参加曲を網羅している模様です。
とにかく、フッフッフとほくそ笑んでしまうこと必至。YMOやスネークマンショーのファンにもオススメしたい1枚、いや2枚組です。
(2008.5.2)