加油、日本! 北京五輪をチャイニーズ歌謡で応援!?
北京オリンピックを前に、いろんなコトが起こる昨今。アレコレ考えたりするけれど、音楽には国境はないし、平和の象徴ですからね。だからこの中華コンピ「 流行曲中華風味(はやりうたちゅうかふうみ) 」も笑顔で楽しく聴きましょう。もちろん地震のお見舞いと復興の祈りをこめて。
ワタシの中国へのめざめをたどれば、やはり1972年、日中国交回復年のアグネス・チャンとパンダです。アグネスは香港育ちですが、どちらもそのカワユさにすぐさま夢中になっちゃって、我熱烈好意をあらわにしたものです。ラーメン屋でなく、ちゃんとした中華料理店に行ってそのウマさに感激したことも、よーく覚えております。
と、ハナシがまたそれましたが、何でもこのアルバムは、中国をテーマにした曲や、チャイニーズテイストな楽曲を集めた、史上初の”中国ソング”コンピレーション企画。ゴダイゴ@西遊記の「モンキー・マジック」から、渡辺みさっちゃんがはま子先生のごとく歌う「蘇州夜曲」、イイネ!の剣さんCKB「混沌料理」、こうせつおいちゃんの「上海エレジー 」、工藤静香「黄砂に吹かれて」、聖子ちゃんは妊娠中に歌った「上海倶楽部」、鹿取洋子のデビュー曲「ゴーイング・バック・トゥ・チャイナ」、さらに皆様のジュディ・オング「魅せられて」はなんと北京語バージョンで収録。
なるほど、いろいろありますよね。むろん今回の収録曲とは関係がありませんが、ワタシがパッと思い浮かぶのはやはりYMOとかEPO、河合夕子あたりですね。YMO系ならアッコちゃんの「在広東少年」や金井夕子の「チャイナ・ローズ」、EPO系ならイチバン好きな「モダン・ロマンス」や高見知佳の「上海エトランゼ」などなど。アイドル系では、伊代ちゃんの「チャイニーズ・キッス」や「上海湾物語」。太田裕美の「ささら」とかも名曲です。アグネスなら「原野牧歌」が意外に好き。優雅の「わたしは舟」なんか東シナ海をすべる感じがするなあ。
などと思いを馳せてたら、アグネスや優雅のせいで中華びいきだったことを実感。というか、幼児でしたので、香港も中国も台湾も歴史的なことなんか知らずに、みんなひとくくりだと思ってた…。満州生まれだった先生も、そんなハナシはしなかったし。
ま、イロイロありますが、うたを聴いてたら、いろんな問題も解決するように思えてくるから不思議。だから、今はつべこべ言わずに、このコンピを聴きましょうか。大好きなタンタンの「 青い蓮 (タンタンの冒険旅行) 」を読みながら。だって、満州事変時代とはいえ日本が悪役なのが気にならないぐらい、タンタンとチャンはとっても素敵だから。脳天気だって言われそうですが、今の自分にできるのは、一人でも多くの人が、二人みたいな関係を築けるよう願うことぐらいだから。と、何だか変な方向に進みましたが、このコンピ、五輪を応援するという意味だけでなく、いろんな面でいろんな効果がありそうです。
(2008.5.21)