オール・ソングス・コレクションになりました!
昨年、期間限定生産盤・1470円のエッセンシャル・ベストシリーズにラインアップされ、念願の初ベスト&単独初CDがかなったリンリン・ランラン。今回はなんと2枚組に昇格、「 GOLDEN☆BEST 」としておなじみG☆Bシリーズに仲間入りすることとなりました。
もうしばらくはないな、と思っていた矢先だったので、今回のニュースには留園もビックリしそうな感じです。しかも、なんと2枚組なのですぞ。
収録曲は正式に発表されていませんが、今回はシングル「恋のインディアン人形/赤い屋根のお家」「陽気な恋のキューピッド/好きになっちゃった」「恋のパッコンNo.1/花のドレス」「ノックは暗号/ウィンク上手な女の子」「恋の雨音/背高ノッポの男の子」「恋はラブ・ラブ/ゴメンナサイ」「小さなプロポーズ/海岸通り」というAB面コンプリート(ですよね?)に加え、3枚(だと思う)のLP「恋のインディアン人形」「陽気な恋のキューピッド」「夢の世界」も網羅したオール・ソングス・コレクションになるセンが濃厚ではないでしょーか。
アルバムには重複して収録されてた曲も多いので、物理的には可能なんじゃないかと思いますしね。計ったワケじゃないので分かりませんが、めいっぱい収録されることを祈っております。
リンリン・ランランのアルバムはと言いますと、最初の2枚はシングル曲とオリジナル+カバーという、まさに当時のアイドルのLPという構成ですが、あなどることなかれ。英語の洋楽カバーも当然ながらお上手ですし、事務所の先輩だった淳子の「黄色いリボン」や、筒美京平つながりのシンシア「夏の感情」など邦楽カバーも魅力的。何よりもハーモニーと抜群のリズム感が、ソーセージらしく2倍に増幅して楽しめるところが素晴らしいと思います。
そして、ぜひとも聴いていただきたいのが(今回のG☆B収録を前提としてますけど)、サードの「夢の世界」に収められたナンバーです。阿久悠+都倉俊一、ビクター、女性デュオ…とくれば、そう!ピンク・レディーの「ペッパー警部」のプロトタイプと言える「恋合戦」が出色。リンダやF5など、意外に焼き直しが多い都倉先生、ここでもか!とニヤリとしそうな作品です。
そのほかにもアルバム曲にはシングルカットされた「恋のパッコン」の元バージョンや、千家和也さんのお家芸、女の子・男の子シリーズを阿久さんやさいとう大三さんが踏襲してしまったようなナンバーなど、聴きどころが満載だと思います。と言いながら、個人的にはとてもオーソドックスな「恋はラブ・ラブ」がいっとう好きです。
さあ、カックンカックンなインディアン人形しか知らない人も、この前のエッセンシャル・ベストをスルーしてしまった方も、今回はぜひ。もちろん猛コレクターの皆さんにとっては申し分ないモノになるでしょうから、必買いアイテムですね。ワタシも「スタ誕」で見てた2人の人柄がにじみ出た笑顔を思い出しながら、CDのいい音でたっぷり堪能したいと思います。
(2008.10.30)
※DISC1がシングル曲集、DISC2がアルバム曲集という構成で、商品化音源はすべて収録されることになった模様です。