名シリーズ続編、コロムビア80年代女性アイドルコンピ!
ソニー、コロムビア、EMIが中心となって、2003年から懐かしのお宝アイドルのベストをシリーズ発売してきたメーカー合同企画、アイドル・ミラクルバイブル。年末恒例だったマニア垂涎の好企画も公には3年でストップしてしまいましたが、実はソニーのオーダーメイドファクトリーで脈々と続き、トンデモなくマニアックな企画が連続して実現しています。
それを見過ごせなかったかどーかは存じませんが、コロムビアも久々にシリーズ発売。今回は「 アイドル・ミラクルバイブル増刊号 最初の2枚〜デビュー&セカンド・シングルコレクション 」と題し、80年代のコロムビア勢の2枚のシングルを集めたコンピとなるようです。コアなファンからは「 コロムビア・アイドル・アーカイブス~女の子編 Vol.1 」のVOL.2はどうなったの?などという声が聞こえてきそうですが(とゆーか、実際にそういうメールをお寄せいただいたことがありましたが、ワタシはどうすることもできませんので、お問い合わせはメーカーさんの方にお願いしますね)、一応そういう方のために紹介してみましょう。
収録されるのは、ミラクル系ではない河合奈保子を筆頭に、最初はおさげが可愛かった伊藤かずえ、お母様の赤いメガネが印象的だった原真祐美、アイコな冨田靖子、角川3人娘の渡辺典子、名曲が多い志村香、コロムビア久々の救世主・島田奈美、銀色夏生の世界が似合ってた守谷香、ワタシと同郷でちょいヒイキだった国実百合らこのシリーズからベストが出た人を中心に、別格の後藤久美子や小田茜の美少女系、才能はグンバツだったのにああなるとは思わなかった奥菜恵といった女優陣の姿も見受けられます。
マイナーなというよりは、いずれもイチオシだった人ばかりというのが、80年代のコロムビアを象徴しておりますですね。むろんコロムビアらしく正統派が多いし、フツーならもっと人気が出たんでしょうが、これぞおニャン子が引き金を引いたとされるアイドル崩壊時代の悲劇と言えましょう。
正直、どういう基準で企画されたのかが見えずらいし、どんな方に買ってもらおうとしてるのかよく分かんない気もするのですが、シリーズ入手困難後に音源を探し始めた人や、手っ取り早くコロムビアの80年代アイドルを聴きたいという人にはいいのかもしれません。いや、このシリーズを集めている人なら、とりあえずコンプする人も多いのかも。何だかスイセンする気がないように思われそうな感じですが、ワタシとしてはこの次への期待というスタンスで、のっけてみました。
(2008.7.24)