ゴダイゴ紙ジャケコレクションBOX!
ツイストとゴダイゴの復刻盤が同時発売! ということで、なんだか78年から79年にかけての日々を思い出したりしますが、ついにゴダイゴの紙ジャケBOX「 GODIEGO BOX 」 がリリースとなります。
ゴダイゴの場合は根強い再評価が続いていますし、再発も進んでいましたので驚きはありませんが、今回は、ライブを含むオリジナル・アルバム14タイトルにボーナスディスクをプラスした全17枚組という壮大なスケール。
ゴダイゴの場合、参加音源、関連音源も多いし、コンプリートではないようですが、待望のアルバムBOXとなっています。スティーブ在籍時のゴダイゴファンだったワタシもマジでウレシイ。
76年のゴダイゴ名義のファースト「新創世紀」から始まって、「DEAD END」、企画盤「CMソング・グラフィティ・ゴダイゴ・スーパー・ヒッツ」と上質な世界が広がりますが、オススメはやっぱり人気を決定づけた大ヒット作「西遊記」でしょう。
「ガンバロン」などで知らず知らずのうちに聴いていたワタシでしたが、ファンになったのは皆さんと同じく「ガンダーラ」から。当時はこの名曲を天竺のイメージで聴き、歌っていましたが、今となってみると、諦めと希望が輻輳した先に、曼陀羅の真理が凝縮された歌のようにさえ思えてきます。
このアルバムは詩も曲も、演奏も、ボーカルもとにかく一流で素敵。こういった高度な音楽が主流であり得た時代に、生きてこられたことに感謝します。
ポスターを飾っていた「OUR DECADE」や、映画も見に行ったライブ盤「MAGIC CAPSULE」までは熱心に聴いていましたが、一番好きだったスティーブが脱退してからは何となく疎遠に。
後任の方がまったく好きになれなかったせいもありますが、「KATHMANDU」にしても風邪薬(だっけか?)のCMソングのタイトル曲は好きだったのですが…。
その後のアルバムについては、「CMソング・グラフィティVol.2」ぐらいしかちゃんとは聴いてないのでいろいろ語ることはできません。
タイトルだけ紹介しますと「中国后醍醐」「M.O.R.」「Flower」「平和組曲」「ONE DIMENSION MAN」「INTERMISSION/GODIEGO FINAL LIVE+2」という全14タイトルです。
なお、ボーナスディスクは、ゴダイゴ初のCD盤となったベスト「GODIEGO ORIGINAL HITS DISC」の復刻盤だそうです。
コレには「僕のサラダガール」から始まって英語バージョンの「ガンダーラ」、「モンキー・マジック」などおなじみの曲がテンコ盛り。国際児童年のテーマ「ビューティフル・ネーム」は、運動会のダンスで踊りましたし、「ホーリー&ブライト」はある時期まるで福音書のように心に携えていたことを思い出します。
間奏が大好きな「銀河鉄道999」、スティーブの最後になった「リターン・トゥ・アフリカ」、神戸の思い出がよみがえる「ポートピア」などなど、ワタシはこのディスクを真っ先に聴きそうな気がします。
もちろんリマスタリング音源、BOXに手が出ない人のために、なんと単品も出てバラ売りしてくれるんだとか。
この機会にまた再評価が再燃し、「不思議の国のアグネス」などの関連盤も復刻されますように。
(2008.1.31)