ソニーの男性アイドル、G☆Bに登場!-80年代編-
やったね! と浮かれる人も多そうな今回のソニーG☆Bシリーズ、歴代男性アイドル全8タイトル。
前回に続き、今回は80年代の5タイトル(マヨは70年代ですが既発なのでこちらに持ってきました)をザーッと紹介しちゃうぞ、と。
ラインアップは川崎麻世のほか、沖田浩之、竹本孝之、松村雄基、野村宏伸。
マヨはジャニーズでしたが、やはり、80年代はひろみの一件で確固としたシステムを再構築したジャニーズの独壇場。たのきんの陰に隠れて、ちょっとインパクトに欠けてしまいますね。
CD自体にしても、野村宏伸を除き99年にGOLDEN J-POPシリーズでリリースされたメンツだし、ベストであるからして、ほとんど収録曲は重なっています。
それでもやっぱりオススメしたいのは、やはりヒロくんこと沖田浩之の「 ゴールデン☆ベスト 沖田浩之 」です。
竹の子族のヒーローだった時から、雑誌やテレビでずっと見てきましたし、テレビやラジオで垣間見る本人のお人柄や、筒美系ということもあって、好きだったのですね。
ああいうことになって、ホントに残念だし、やっぱりジェームス・ディーン・ジュニアだったのかな、なんて思いますけど、そのへんの本質を見抜いていたであろう阿木燿子さんには恐れ入ります。曲もいいけど詩がずば抜けて素晴らくって、ヒロくんの歌は無性に聴きたくなることがよくあるんです。「俺によろしく」はサウンドは明るいのにいつ聴いてもやるせなくって、つい涙してしまうほどです。
さて、ヒロくんにとっては2枚目のCDとなるこのベスト。個人的には初期の筒美先生の楽曲に期待していましたが、「E気持」からキャプテン翼の「君に捧げるララバイ」までの全シングルA面13曲のほかはB面でまとめ、前回と重複する3曲に、欠落していた「青春フットワーク」「とっちらかってTIME SLIP」「燃えてヒーロー」「熱い友情」「夏の魔術師」「ヒカル」の5曲がプラスされています。
3曲重複したせいで、B面がすべてCD化とはならず残念な気もしますが、また次の機会を待つことにしましょう。
その他、ついついマンモスおばばに迫られるシーンを妄想してしまう「 ゴールデン☆ベスト 川崎麻世 」、ミスターCBS・ソニーの「 ゴールデン☆ベスト 竹本孝之 」、東京流星会会長の「 ゴールデン☆ベスト 松村雄基 」、薬師丸ひろ子の相手役だった「 ゴールデン☆ベスト 野村宏伸 」と、初ベストだと思う野村クン以外は、前回のベストを買った人には敷居が高そう。
若干内容が異なっているので思いきって買うか、それともコレクションとして押さえておくか、はたまたスルーしてしまうか。三者三様、お望みの選択をどうぞ。
(2007.12.5)