曖昧未唯、PL・ミーのソロ作品一挙復刻!
ピンク・レディーのミー、MIE、未唯。PL解散後、ソロとしてリリースしたレコードの多さに比べ、再発が盛んでなかったMIE。
これはケイちゃんにも当てはまりますが、復刻モノとしてはベスト盤しか出ていなかったのですね。それは需要が認められなかったせいでしょうし、PLの大ファンだったワタシも、ソロ転向後は両者とも応援していたものの、今や個人には興味なし。復活コンサートでは、ミーちゃん!ケイちゃん!と熱い声援を送りましたが、個別にテレビに出ていても知らん顔してしまっていたのです。
今回、15年ぶりとなるオリジナル・アルバム発売をきっかけにした一挙再発だって、スルーを決め込んでいた…。
でも、いくつかリクエストをいただきましたので、やっぱ紹介させていただきましょう。ビクター、ソニー、ユニバーサルからの5タイトル復刻。
実はピンクを解散したくなかったというMIEちゃん。
皆さん、覚えてますか? 当時ケイがイヤイヤ感たっぷりにこなしてたPLの歌でも、MIEは喜々として歌い踊ってたことを。
最後の方のケイの表情や態度を読み取ったファンなら、背景はよーく分かったことだと思います。ですから、PLの方向性をソロ転向後も受け継いだのは至極当然なことでした。
ソロ第一弾シングル「ブラームスはロックがお好き」を含むファースト「 I MY MIE[+1](紙ジャケット仕様) 」は、かなり聴きました。全曲、阿木耀子+宇崎竜童+萩田光雄が担当。そう、全盛期のPLと賞取りライバルの関係にあった百恵ちゃんの布陣です。
バラエティに富んだ構成で、詩もいいし、曲もいいし、ボーカルもいい。PLの最後には登場できなかった明星ヤンソンのカラーページを飾ったのに、思ったほど売れなかった。それは、落ち目のPLのイメージをそのまま引きずったせいでしょうかねえ。PLとはかけ離れた展開となったケイは成功しましたから、やっぱそうなんでしょう。
それはともかく、今回の再発では内容的にはコレがイチバンだと思います(未聴のものもありますが…)。
「Don't Call Me,Mr.X」や「貿易風」なんか大好きだったなあ。
続くライブ盤「 MIE LIVE[+2](紙ジャケット仕様) 」は、PLメドレーが聴きものです。
ビクターでは衝撃作の映画のテーマを中心にした「 CALL GIRL“from MIE to you”[+2](紙ジャケット仕様) 」が最後となりますが、もうこのあたりのMIEは、我々PLファンだった子たちを相手にしていなかった…。
で、やっとブレイクを果たすのがCBS・ソニーへと移籍した84年。
伊藤麻衣子主演のドラマ「不良少女とよばれて」のテーマソング「NEVER」。ご存じ青春映画「フットルース」の中の1曲をカバーしたナンバーです。
エアロビルックで健康的なセクシーさを放ったMIEちゃんは、ホントイキイキしてましね。
今回は、カバー曲や筒美先生の提供曲を含むアルバム「NEVER」に、同名のビデオクリップをDVD化しプラスした2枚組「 NEVER-Special Edition-(DVD付) 」として再発。その後のシングルもすべて網羅という豪華版となっています。
その後、また移籍しリリースした「 ダイヤモンド&ゴールド+1 」も今回のラインアップに加わっていますが、コレは正直わかんないのでノーコメということでゴカンベンを。
なお、この復刻5タイトルと未唯の事務所からリリースされるニューアルバムには応募券が封入され、購入者特典応募企画も実施されるとか。
完全復刻したPLも売り切れないうちにそろえ、今回のMIEも‥といきたいものです。
最近はお顔に注目してしまう未唯ちゃんですが、昔からとにかく前向きに努力を重ね、頑張っているお姿には大きな拍手を送りたくなるワタシです。
(2007.9.12)