胸を熱くする、ダンス歌謡コンピ!
2年前にも紹介しました、あの黒須洋壬さんのウグヰス谷歌謡カーニバルの公演がまた開かれるようで、そのステージで使用される楽曲を集めたコンピ盤がリリースされることとなりました。
それが「 煌めく!第2回ウグヰス谷歌謡カーニバル 」。
コンセプトは「歌謡曲とダンスの融合」で、過去の作品もとても興味深い選曲でしたが、今回もグー。
収録予定としては、ヒロミゴーの「お嫁サンバ」(収録されるのは2001年バージョン)、麻倉未稀の「What a feeling~フラッシュダンス」をはじめ、石井明美の「CHA-CHA-CHA」、荻野目ちゃんの「ダンシング・ヒーロー」といったユーロビート、少年隊の「デカメロン伝説」やトシちゃんの「恋=Do!」というジャニーズなど。
一見、80年代のダンスナンバーがメインという感じですが、百恵ちゃんの「愛の嵐」、クーミンの「スプリング・サンバ」、ヒデキの「傷だらけのローラ」、平山三紀の「恋のダウンタウン」、大信田礼子「同棲時代」、ピーターの「お兄さん」など、70年代アイドルや濃い系の歌謡曲もしかり入ってます。
中でもやっぱり注目したいのは、我らがシンシア「傷つく世代」の収録。
あの時代にはある意味とても違和感があって、すごく驚いたテレビでの歌唱を思い出します。ボディアクションなしに体のそこからあふれ出す、凄まじいグルーブ感。ロック歌謡の傑作がこういうコンピで聴けるのも、ファンとしてはとてもウレシイことですね。
それと、ソニーのカセットテープのCMでもおなじみだった、テリー・デサリオの「オーヴァーナイト・サクセス」。
日本以外でヒットしたかどうかは知りませんが、日本人のハートにぴったりのサクセスものプロモーション・ビデオもウケましたし、一つ一つのセリフがスポ根並みに際立ってて、ストーリー性を生かしたラジオCMも大好きでした。ダンスをしてないワタシですらこの曲を聴いてたら胸が熱くなって、オーディションめざしレオタードで汗を流したくなったりしますから、このアルバムコンセプトにはホントぴったりですよね。
あの頃、この曲が好きだった人は、絶対あのステージで踊りたいと思ったはずだと確信してたりして…。
というカーニバル、公演は10月ということですが、どういうダンスなのか。やはり生のステージで楽しむのがよさそうですね。
ワタシも都合がつけば、ぜひ見に行きたいなと思っています。
(2007.8.15)