ソニーの男性アイドル、G☆Bに登場!-70年代編-
おなじみG☆Bシリーズに、ソニー歴代の男性アイドルが一挙登場!
しかも初ベストを含むマニアックなラインアップで、全8タイトルも発売されるのです。
ビッグネームはともかく、一般的には売れ行きが鈍いとされる男性アイドルですから、メーカーとしては大英断なのかもしれませんが、コレを夢みてた人は結構多そうだし、ファンにとっては垂涎のベストになるのでは?なんて思います。
まとめて紹介したいのですけど、まずは70年代を(80年代は次回のアップをお待ちください)。
何と言ってもデビュー35周年、伊丹サッチンの「 ゴールデン☆ベスト 伊丹幸雄 」でしょう。
なんと12月には「 青い麦 」の新録マキシもニューセンチュリー(!)から出るそうですが、こちらはデビュー曲「青い麦/抱きしめたい」からCBS・ソニー時代最後のシングル(だと思う)「涙/僕の手を離さないで」までを網羅した初のCDベスト。
現時点の収録予定としては、アルバムからもチョイスされ、ミッシェル・ポルナレフの「愛の休日」やマイケル・ジャクソンの「ベンのテーマ」などもプラス。全部で22曲も入ったお得盤です。
以前CD選書で出ていた「サチオ・アイドルを歌う」とダブらないのもウレシイ。前にこちらで紹介した時は、トンでもないような書き方をしましたけど、意外にステキなんですよ。
最初は王道で新御三家になりそうだったのに、ひろみの登場でアッサリ取って代わられたサッチンですが、王道だっただけに名曲ぞろいです。
ソロからグループに転向したり、タケちゃんマンに出たり、紆余曲折の35年という感じがしますが、いまだに頑張り続けているサッチンのアイドル時代をぜひご堪能ください。
そして、お次はなんとソニーのジャニーズ2組。いずれもCD選書でアルバムが出たことはありますが、ベストは初の豊川誕とJJSです。
オススメはと言いますと、やっぱりユーも絶対涙しちゃうほどかわいそうな星めぐりの「 ゴールデン☆ベスト 豊川誕 」ですね。
明星のまんがストーリーでその不幸な生い立ちや、やさぐれ加減を読んで同情したことも懐かしい思い出ですが、寺山修司らの才能を集めた楽曲も味わい深いです。ワタシは「生きるってすばらしい」に感動したこともあった…。こちらはCD化済みのカバー曲を含む全22曲収録予定となっています。
一方JJSの「 ゴールデン☆ベスト JOHNNY’S ジュニア・スペシャル 」ですが、ベルばらやBCRといった女の子が飛びつくキーワードがいっぱい。ワタシが思い出すのは、「明星」での郷ひろみ「花とみつばち」バックダンサー募集。実は応募したかったクチですが、年齢が足りなかった…。それと板野クンに違和感を覚えたことは事実です。こちらは全25曲収録予定です。
結局、70年代の男性アイドルって新御三家の陰に隠れてしまいましたが、特にソニー編はひろみの前にかすんだという印象が残ります。
サッチンにしてもジャニーズにしても、弟分扱いしたって、セット販売にしたって、ひろみの引き立て役に過ぎなかった…。
結局、ひろみ独立の後ご苦労なさったメリー&ジャニーさんは、その教訓を生かし徹底的に見直して、今日の王国を築き上げた。そんな邪推もあながち的ハズレではないような気がします。ユーはどう思う?
(2007.12.5)