あの曲がついに入るのか? 純ちゃんの玉秘箱!
関連モノを含め、純ちゃんのレコードが一挙に紙ジャケ復刻されたのは、ついこの前だと思っていたのに、はや2年も経っちゃったんですね。
現在ではほぼ完売だそうですから、新しいリイシューものが出ても不思議ではございません。ということでリリースと相成ります、戸川純ちゃんの「 TOGAWA LEGEND SELF SELECT BEST&RARE 1979-2008 」。
当初は“玉秘箱”なんてスゴイ仮タイトルが付いていたようですが、コレは文字通り、純ちゃんのベスト&カルトなコレクション。
ゲルニカ時代から現在までソロ、ユニットを問わず、純ちゃん自身が選んだベスト2枚に、オリジナルアルバム未収録の楽曲や、イレギュラーな参加曲などがテンコ盛りのレア・トラック集1枚を加えた3枚組みボックスです。
初回盤は三方背ボックス、40ページのブックレットも封入予定で、すべて紙ジャケット仕様。前回の復刻と並べて愛でたい、玉姫様の秘宝箱でございますね。
蓋を開けると、とにかくおなじみの曲がテンコ盛り。
失神しそうな「怒濤の恋愛」(後に高見知佳に書いた詩とは別です)から始まって、無脊椎な「昆虫軍」にカリーが食べたい「隣の印度人」、パッヘルベルのカノンに樹液をすする「蛹化の女」。
僕はロボット「レーダーマン」、うるさい子どもの頭をひっぱたきたい「電車でGO!」、目の玉から赤い涙がこぼれ落つるやふな「眼球綺譚」、タリラッタと口ずさむ「極東慰安唱歌」、ホソノさんと出かける「夢見る約束」、殺したいほどの「好き好き大好き」、幽霊になって帰って来ないでほしい「さよならをおしえて」などなど、新しいミックスのものも含まれる模様であります。
これは全アルバムをそろえていても、絶対欲しくなってしまう感じですね。
ワタシも早速予約して、デカダンで美しい「ポエジー」や、みんなのうたの「ラジャ マハラジャー」が収録されることを祈りながら、その日を待つことにいたしたいと存じます。では、ごきげんよう。
(2007.12.5)