キョンキョンの紙ジャケ復刻、後期7タイトル!
さあ、キョンキョンの紙ジャケコレクション、第2弾、行ってみよっ!
ということで、この間紹介しました第1期に続く後期7タイトルでございます。
まずはミヒャエル・エンデの「モモ」に触発されたことで知られるベルリン録音の「 Phantasien(ファンタジェン) +2(紙ジャケット仕様) 2」。
私事ですが、ちょうどこの頃、学校でドイツ語を履修しておりまして、そのテキストが「モモ」だったんです。キョンキョンが好きというものは何でもかんでも売れちゃってブームになった時代。
ワタシもコイズミさんのおかげでこの日本語版を持っておりましたんで、和訳を丸暗記してテストに臨んだことを覚えております。
アルバムの中身はと言うと、詩人として人気が出始めた銀色夏生の詩が光ります。シングル「水のルージュ」重厚なベルリンバージョンも聴きもの。
オリジナルとしては、コムロさんのおかげでポップに明るく分かりやすくなった「 BEAT POP +3(紙ジャケット仕様) 」もいいですが、近田春夫さんの見事な狙いに脱帽する「 KOIZUMI IN THE HOUSE +2(紙ジャケット仕様) 」がオススメ。
「Fade Out」はいつ聴いてもカッコよいですねえ。なおピチカートの小西さんによる「CDJ」は、南沙織「純潔」へのオマージュとして知られる一曲です。
後の4枚は企画ものとベストなのですが、やはり珠玉は「 ナツメロ +4(紙ジャケット仕様) 」でしょう。
ワタシみたく、流行歌を10年も20年もずーっと聴き続けていた者にとって、キョンキョンが同世代にとってのナツメロを評価し、歌うということは、大きな救いになった感がありました。
今みたいに昭和歌謡がもてはやされてた時期ではないし、公にさらけ出せない趣味、みたいな頃。廃盤ブームやリバイバルブームではけして得られない付加価値というか、あの頃のキョンキョンは、ブランドのロゴマークと同じような感じでしたから、今と変わらない嗜好だったワタシは勝手に市民権を得たように思ってました。
ホント、F5とか、コレで一気に再評価が高まりましたもんね。
後はベストが3枚なのですが、別バージョンも多数収録されているうえ、企画性も高いので復刻の対象になったと見るべきでしょう。
もうCDがメインでしたが、ペーター佐藤のジャケットが素晴らしい「 Ballad Classics +1(紙ジャケット仕様) 」は、好きな曲がテンコ盛りでよく聴きましたね。確かカラオケも出てたような気もする。残りもベストで「 Best Of Kyong King +3(紙ジャケット仕様) 」、最後のアナログ盤だという「 Ballad Classics II +1(紙ジャケット仕様) 」となっております。
今回のボートラは、12インチやカセット音源まで、商品として既発売のものはほぼ網羅されている模様。ですが、現時点のリストをザッと見たところ、シングルA面曲のシングルバージョンが抜けているような気もしますが。
「短編 夏のタイムマシーン」もね。市販音源ではなかったし、筒美ベストでCD化済みだからかな。ホントは「100%男女交際」の元歌なんかも入るとイイんですけど、ムリでしょうか。
と、こういう感じのK25プロジェクト第2弾、ペーパースリーブ・コレクション。
応募特典として、10枚以上購入者に17枚収納スペシャルボックスがプレゼントされるとか。(往年のコイズミさん風に)大人買い、やっちゃえ!やっちゃえ!
(2007.6.4)