ポップス界の杉サマ、30周年紙ジャケ再発!
永遠のポップス少年、杉さん。今年はデビュー30周年だそうで、CD再発などさまざまなプロジェクトがスタートしているようですが、ビクターのRED STRIPES時代に続き、皆さんお待ちかねのソニー時代も決定。
ソロ黄金期のオリジナルアルバム6枚「 SONG WRITER(紙ジャケット仕様) 」「 OVERLAP(紙ジャケット仕様) 」「 STARGAZER(紙ジャケット仕様) 」「 mistone(紙ジャケット仕様) 」「 SYMPHONY #10(紙ジャケット仕様) 」「 SABRINA(紙ジャケット仕様) 」の紙ジャケ復刻が発表されました。
それぞれに凝ったデザインが定評あるソニーの紙ジャケ技術で忠実に復刻されるのは見ものですし、杉さんリイシューには欠かせない、カルトなライナーやボーナスにも期待している方は多いことでしょうね。
近年にはヒットアルバム2枚をまとめたお得な2in1「 STARGAZER/OVERLAP 」がリリースされてはいましたが、ファンの皆さんの中には、ズラーッと並べたい、コレクションしたいとお思いの方々も多かったことでしょう。
ワタシはこの再発のニュースを、当時、杉さんの大ファンで、いつもLPを貸してくれて細かく解説してくれたクラスメイトに教えてあげたい。ずっと音信不通になってて、仲間ウチでも消息不明になってしまっていますけど…。
ワタシが杉さんのお名前を初めて意識したのは、やはりアイドルから。
80年に井上望が放った名曲「シャドー・ボーイ」でした。当時ノンのファンだったのですが、あの歌のとてもキャッチーだけど、凝ってて洒脱なメロディーラインが大好きになったワタシは、まさみちさんとは知らず「丸山圭子とコンビを組んでる“すぎ・まり”って誰だ?」なんて、親友と話し合ったものです。
以前の経歴なんかは知るよしもなく、竹内まりやの友だちらしいからあんないいポップスが書けるんだとか、そんな恥ずかしい話ばかりしてたよーな気がする。
そして決定的になるのは、みんなと同じあのユニット。そう、ナイアガラ・トライアングルvol.2です。
後はユーミン、須藤薫ちゃんとのワンダフルムーンや、件の友人の影響で「STARGAZER」などをよく聴いたなあ。
セーラー服の堀ちえみが話題を呼んだグリコのCMソングももっとヒットすると思ったんですけど…。正直、ルックスがもう少し良かったら、不動の地位を築いていたのではなかろーか、などと思っております、失礼ながら。
それと、ご本人の歌も素敵ですが、ワタシはご本人だとどうしてもポップだけど単調に聞こえてしまって…。作家さんやプロデューサーとしての才能がずっと秀でてるような気がしてます。
ああ、ハイ・ファイ・セット薫ちゃんに書いた一連の作品の素晴らしさよ。
時を超えてよみがえった薫ちゃんとのユニットのCDはずっと愛聴してますし、カーペンターズの日本語カバーアルバムはリラックスタイムの定番だし。
今回のオリジナル再発盤にためらってしまう人には、まずこのへんをオススメしようと思いましたが、どちらも廃盤なのが実に惜しい!
ですので、杉さんビギナーの方や、改めて聴いてみたいなという方に打ってつけの「 GOLDEN☆BEST/杉真理杉真理 & フレンズ 」を。コンプリート・シングル・コレクションと、本人セレクトによる提供曲集の2枚組ベストです。
なお、そのベストには収録されていませんが、後期の郁恵ちゃんが同じホリプロだったよしみでシングル化し紅白でも歌った名曲「悲しきクラクション」は杉さんのカバー。オリジナルは今回の再発の1枚目に入っております。
(2007.5.7)