立体メガネの想い出がよみがえる初ベスト!
これまた待望のリリース!シェリーの初のベストCD「 GOLDEN☆BEST 」です。
シェリーの場合、大きなシングルヒットもないし、乳首がいっぱいあったし(!)、なんだかB級のイメージが強いんですけど、それはやっぱ初期の青いアイドル路線のせいでしょうか。
思わずジュースを飲みたくなるデビュー曲「甘い経験」をはじめ、「やさしく奪って」「17才の素顔」「たそがれのドーナツショップ」などちょっとアバズレっぽい女の子のムードですもんね。
一般にはそういうハーフならではのセクシーなイメージで、このへんがフリークの人たちにはたまらない魅力のようですが、パンチのあるボーカルは聴き応えがありますし、「ひとときのシークレット」「恋のハッスルジェット」などの筒美系歌謡ディスコ系まで、名曲がたくさん残っています。
とは言え、ワタシにとってのシェリーはとってもメジャーなA級アイドル。なぜなら、日本テレビの「オズの魔法使い」を毎週毎週欠かさず見ていたからなのです。
真理ちゃんシリーズのミュージカルメルヘンの向こうをはったようなあの番組を、紙製の立体メガネをかけ夢中になって見ていたワタシ。
覚えてます? 日本初の立体映像が飛び出すテレビ番組だったのですよ。とにかく子ども心にも本格的なエンターテインメントに思えて(今見たらどうだかわかりませんが)、シェリー扮するドロシー、ドロシーを演ずるシェリーの大ファンになってしまっていたのです。
番組用にアレンジされた「虹の彼方に」をはじめ、明るくて元気で前向きなシェリーの歌も演技も素晴らしかったし、「ブリキマン!」とかをハスキーに叫ぶ声もとっても素敵でした。
今回のベストにはそのテーマやサントラからも収録されるようで、とても喜んでおります。
というシェリーのG☆B。セクシーなシェリーとは違う一面も堪能できる“買い”の1枚です。
このほかにも秋はビクターに注目でして、淳子のアルバム復刻はもちろんのこと、今回のシリーズでは、平尾昌晃&畑中葉子の全シングルおよび話題を振りまいたエッチなソロナンバーを収録した「 GOLDEN☆BEST 」も出ますし、多岐川裕美やスーちゃん(田中好子)の紙ジャケ復刻もあります。
さあ、どこまでイクことやら、期待は募りますね。
(2007.7.30)
*上記はあくまでも予定曲ですので正式な情報をご確認の上お求めください。(2007.7.31追記)