CDの次は、やっぱり12枚組DVD-BOXをアンコール！
女優として活躍を続けるのはもちろん、歌手としても復活を遂げた上、私生活でもついにミセスになるなど、イヤハヤアイドル全盛期も真っ青な感じの破竹の勢いが続いています。
新譜としてはお色直しのリニューアル市販盤「ReFined-Songs Collection～NANNO 25th Anniversary」（こちらで紹介）が好評なのですが、旧譜としてはオーダーメイドファクトリーで候補に挙がっていた13枚組CD-BOX「ナンノ・ボックス」（こちらで紹介）が先ごろめでたくアンコールプレス決定。
高額商品でもナンノこれしきっ！さすが働き盛り、男盛りの皆さんに拍手を送りたい気分です。
この勢いに続けとばかり、このたびOMFのアンコールプレス候補に挙がったのがDVD-BOX「 ナンノ・DVDボックス【完全生産限定盤】
CD-BOXと同じく2005年発売、デビュー20周年企画第２弾としてリリースされた完全生産限定、12枚組のDVD-BOXであります。
これは、86年から92年にリリースされたナンノのビデオ作品、すなわち「ときめき、ください」「ファースト・コンサート」「NANNNO CLUB」「サマーコンサート」「FROM サマー・コンサート」「COLORFUL AVE.」「ETE DU CINEMA」「思いのままに」「ABEND」「時の流れに」、「Dear My Best」という全11タイトルをDVD化し、ライブやCMメイキングなど未公開映像をたっぷり収録した特典DVDをプラス。さらに封入特典としてファーストコンサートの復刻パンフレット、全シングルジャケットをシールにした「ナンノちゃんシール」付きというもの。
単品DVD化されていたのは「ファーストコンサート」だけでしたので、まさにファン垂涎のDVD-BOXだったワケです。
補足しておくと、2005年当時、先に出ていたCD-BOXが即完売し市販品としてアンコールプレスされたのですが、そのタイミングでこのBOXが発売となったのでした。
ナンノの場合、楽曲群のクオリティが非常に高いのは周知の事実ですが、基本的にはグラビアアイドルとして人気が炸裂した彼女ならでは、やっぱりビジュアルとセットなら、そのキラキラした魅力は倍増するというものです。
イメージビデオでは有無を言わさず胸キュンにさせるナンノですが、歌唱は独特の声質や不安定さが指摘されることもあり、ビデオ商品の中心となるコンサートものではやはりその欠点が確かにクローズアップされてしまっています。でも、きちんと見ると完璧主義ともいえる真摯なプロ根性がきっと確認できるはずです。
全作通して見るのはさすがにキツい感じではありますが、だんだん歌が上手くなっていく、というか表現力が増していく様子は、少女の成長ビデオという観点からも楽しめると思います。
個人的にはナンノさんとはまったくもって同い年ですから、栄光の軌跡を記録したベストビデオ「Dear My Best」を見てると、彼女の若き日の出来事はやっぱり自らとリンクしたりして、とても感慨深かったりして。
あとは、やっぱりアイドルらしい趣向を凝らした「NANNO CLUB」が必見でしょうか。生い立ちからブレイクまで、ビデオやスチール写真、イラスト、CM、そしてトークで構成した20才のバースデー特別企画ビデオとなっています。マイベストな「ひとりっきりの夏は」もオススメですぞ。
というDVD-BOX。当然完全生産限定盤だったものの、CD-BOXに比べると結構長いこと流通していたように記憶していますが、今となっては入手困難で、中古市場ではやっぱりかなりなプレミア価格で取引されているのだとか。
コレまで躊躇していた人は、中古や足元を見たプレミアものではなく、このアンコールプレス盤をどうぞ。
あ、そういえばオリジナルリリース当時はCD-BOXとのダブル購入で「ナンノ時計」の全プレがあったはずだけど（実際は南野陽子本人の希望によりお知らせしていた「ナンノ時計」とは別の「スケバン刑事ヨーヨー型24枚収納ディスクケース」）…やっぱ今回はムリですかね。
（2011.8.18）
