伊藤アキラ特集など昨秋の恒例ライブをCD化！

　長引くコロナ禍、ライブはもとより、いろんなイベントの中止または延期が続いておりますが、そんな中にあっても、強い信念で精力的に羽ばたいているまっちゃんこと渡辺真知子さん。
　昨年はカネボウのCMソングとして「唇よ、熱く君を語れ」が復活し、リニューアルバージョンを収録した２枚組のニューアルバム「明日へ」（ こちらで紹介）や、アナログ盤（ こちらで紹介）がリリースされるなど、元気いっぱいの活動が繰り広げられました。
 
　多くのライブが中止を余儀なくされる中、恒例の11.1、東京国際フォーラムでのデビュー記念日ライブ「唇よ、熱く君を語れ2020 渡辺真知子コンサート～明日へ～」は無事に開催。多くのファンを喜ばせたのは記憶に新しいところです。
　あれから半年、あのコンサートがダイジェスト版ではありますが、ライブアルバム「 唇よ、熱く君を語れ 2020 渡辺真知子コンサート～明日へ～」として発売されます！
 
　ボーカリストとして、いろんなジャンルの音楽を歌い上げているまっちゃんにとって、この日のコンサートは自身のオリジナル作品のみで構成した、いわばシンガー･ソングライターとしてのキャリアを確認するような内容。
　「唇よ、熱く君を語れ」の2020＆オリジナルの2バージョンを筆頭に、ニューアルバムでリメイクした「明日へ」など、元気の出るナンバーがセレクトされています。
 
　特に注目なのが「詞」にスポットをあてたコーナー。「かもめが翔んだ日」でタッグを組み、たくさんの名曲を残した伊藤アキラさんと共作したナンバーが特集されているのです。
　「かもめ～」のカップリングで大阪の有線放送ではベストテン入りを果たした「なのにあいつ」（可愛かずみがカバー）をはじめ、2度目の紅白歌合戦出場曲「たとえば…たとえば」、そして大ヒットしなかったのが不思議な大名曲「たかが恋」（ユーミンも矢野アッコちゃんも褒めていましたね）と、歌詞制作が苦手だったまっちゃんの世界を広げたナンバーがずらり。
　伊藤さんはリリースを待たず先日お亡くなりになったばかりで本当に残念ですが、このライブ盤であらためて追悼させていただきたいと思います。
 
　ちなみにバッキングは、石塚まみ、コモブチキイチロウ、加納樹麻、馬場孝喜というまっちゃんファミリー、Kamome Flyersが担当。息のぴったり合ったアットホームな雰囲気の中、まっちゃんパワーに引っ張られるようにパワフルな演奏で盛り上げています。
 
　なお、リリースはコンサート制作でおなじみのキャピタルヴィレッジ。大変な状況なのに、コロナ禍ではライブに行けないファンのために、ダイジェスト映像を配信してくれたり、本当にありがたい存在。
　エンタメ業界が明日へ向かっていくためにも、ライブは行けずともCDを買って応援したいものですネ。