91年のライブ盤がハイレゾ音源追加でリイシュー！

　この5月でデビュー40周年目に突入。古巣のワーナーからは大型企画のリリースが早々にアナウンスされていますが、第１弾としてシングル盤の完全復刻BOX「ANNIVERSARY COMPLETE ANALOG SINGLE COLLECTION」（ こちらで紹介）が6月にリリース。これは、ワーナー時代の全シングルを7インチアナログ盤を中心に忠実に再現したコレクターズアイテムということで大きな話題を呼んでいますが、続いて第2弾の企画も発表されました！
 
　それが、30年前に行われたライブアルバムを、30年後の同日にリマスター再発するという企画。しかも、2CD+DVDの完全生産限定盤「 Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live＜2021年30周年リマスター＞ ［2CD+DVD］＜完全生産限定盤＞ 」と、2CDの完通常盤「 Listen to Me -1991.7.27-28 幕張メッセ Live＜2021年30周年リマスター＞＜通常盤＞ 」という2形態でのリリースです。
 
　これは例の件で活動休止となった後、復活を遂げてから1年。デビュー10周年目に突入した1991年の7月27、28日に、幕張メッセ・イベントホールで行われたコンサート「夢 '91 Akina Nakamori Special Live」の実況録音盤。
　オリジナル盤は、明菜のライブアルバムとしては「AKINA EAST LIVE INDEX-XXIII」（現在は「 ゴールデン☆ベスト 中森明菜 AKINA EAST LIVE INDEX-XXIII」として再発）に次ぐ2作目で、91年11月にリリース。ビデオはダイジェストですが「 ～夢～ '91 AKINA NAKAMORI Special Live」として何度も再発されているものの、CDはそれっきりとなっていたものです。
 
　今回は30年ぶりのCD化ということで、オリジナルの初回盤にのみ最後に収録されていたＭCのノーカット版を、コンサートの時のままの位置に戻して収録。さらに初回盤のみ封入された豪華24ページ写真集と、明菜作詞のラスト曲「忘れて…」のコンサート用別歌詞を掲載した歌詞カードも復刻ということですが、目玉はなんといっても完全生産限定盤のDVD。
　というのも「Dear Friend」のPVが初DVD化される上、ライブ全曲がハイレゾ音源化されるというのですからね。　限定盤は三方背BOXデラックス・エディションで、通常盤との差は千円とのことですので、やっぱり限定盤がオススメです。
 
　なお、4月からはパチンコの新台「P中森明菜・歌姫伝説～THE BEST LEGEND～」もお目見えし、ニュー“ちび菜”や明菜からの直筆メッセージも話題になりましたが、やはり近況が気になるところ。旧譜リリースの成功が養分となって、明菜復活で40周年を迎えることを祈りたいと思います。