‘78年間1位のベスト盤を、SHM-CDで再発！

　昨年デビュー45周年を迎えたピンク・レディー。2人そろっての活動はなくとも、ミーこと未唯mieさんは、ビクター時代の音源配信がスタートしたり、久々にゴールデンタイムのバラエティーに出たり、ケイこと増田惠子さんは、新曲5曲を含むオールタイムベスト「 そして、ここから... [40th Anniversary Platinum Album] ［2CD+DVD+BOOK］＜初回限定盤＞ 」をリリースしたり。
 
　個々の活動はより活発となってきていますが、古巣のビクターでは今春「ピンク・レディー45周年PLUS」プロジェクトをスタート。Twitterではビクターによるピンク・レディー公式アカウントが立ち上がるとともに、リリースの予定などもアナウンスされていましたが、このほどついに発表されました！
 
　といっても、これまでさまざまなリイシュー企画を実現させてきたピンク・レディーだけに、今回発表されたのは、2003年版「ベスト・ヒット・アルバム」のSHM-CD復刻「 ベスト・ヒット・アルバム ［2SHM-CD+ブックレット］＜生産限定盤＞」。そう、今から19年前、当時としては22年ぶりに本格的に再結成され全国ツアーを行う際、W紙ジャケット仕様でリイシューされた2枚組CDのSHM-CD化です。
 
　ベースとなっているのは77年12月5日リリース、「UFO」と同時発売された初のベストアルバム。78年のオリコン年間アルバムセールス第1位を記録、ピンク史上最も売れたLPとして知られる代表作です。
　オリジナル盤は、「ペッパー警部／乾杯お嬢さん」から「UFO／レディーX」まで、当時出ていた全7枚のシングル両面曲（ただし「UFO／レディーX」はボーカル違いのアルバムバージョン）と、ミーの「ゆううつ日」、ケイの「インスピレーション」というソロ曲を加えた14曲でしたが、復刻の際は2枚組となり、「UFO（シングルバージョン）」から「OH!」までのシングルA面17曲を収録したディスク2（ボーナスディスクという位置づけでした）が付くという構成でした。
 
　今回もW紙ジャケット仕様、豪華48ページのブックレットに全シングルジャケットをカラーで復刻と、パッケージの形態も2003年の復刻CDと同一となっていますので、違いはSHM-CDのみということになるようですが、最新デジタル・リマスタリングなので、コアなPLフリークは押さえておいて間違いはなし。
 
　とはいえ、個人的には2019年12月、PLの新曲としては15年ぶりの発表された映画「妖怪ウォッチ」のテーマ曲「メテオ」の音盤化を願っております。
　また、前の紙ジャケを持っているならば、ピンク・レディー時代のソロ歌唱曲をライブ音源も含めすべて収録するなどPLファンにも配慮が行き届いたケイのオールタイム・ベストの初回限定盤「 そして、ここから... [40th Anniversary Platinum Album] ［2CD+DVD+BOOK］＜初回限定盤＞ 」をオススメしますぞ。