やっぱハンパじゃない、シリーズ初のDVD付きDX版!
今年デビュー30周年を迎えるおニャン子クラブ。
本体としては3月には超豪華なシングル復刻BOX「シングルレコード復刻ニャンニャン」(こちらで紹介)の発売が控えておりますし、ソロのメンバーでは38番・工藤静香の企画盤「My Treasure Best -中島みゆき×後藤次利コレクション」(こちらで紹介)も話題を呼んでおりますが、8番のこの方もお忘れなく!
そう、クニナマサユリじゃありません、ソロデビューから30周年目に突入した国生さゆりさん。
オールナイトフジ女子高生スペシャルからのスライド出演だったこともあり、当初からボスキャラのイメージがあった国生ですが、河合その子、吉沢秋絵、新田恵利に続き、86年2月に「バレンタイン・キッス」でソロデビュー。
1位を獲得できなかったシングルという不名誉なレッテルを貼られることもありますが、バレンタインの定番曲となって、ここまで愛され続けているのですから大したもの。
その子や新田はもとより、美奈代や満里奈にもここまでの代表曲はありませんから、そういう意味でもやっぱボスという感じです。
「バレンタイン・キッス」は今シーズンもよく耳にしましたが、現役バリバリなだけに歌の再評価は低い国生。芸能生活30周年記念限定商品も「国生(くになま)ふりかけ」だけかと思いきや、ここに来て久々となる音楽ソフトのリリースが正式にアナウンスされました。
それもメーカー合同企画・ゴールデン☆アイドルシリーズにおいて、CDだけでなくDVDをプラスした初のデラックス版「 ゴールデン☆アイドル デラックス 国生さゆり(DVD付) 」としての発売!
国生といえば、一つ前のアニバーサリーイヤーである25周年の2010年、オーダーメイドファクトリーでプレミアムBOX(こちらで紹介)が候補に挙がったものの、規定数に達せず実現できませんでしたから、もう国生の復刻はないと肩を落としていたファンにとってはまさに朗報でしょう。
なんたってSDオーディションのセブンティーンコンテスト出身、事務所もエイプリル・ミュージックという名前だった頃からずーっとSMA所属と、ソニーの申し子といえる国生ですからね。
今回の商品は、招待制ファンイベントへの応募ハガキも封入されるなど、ご本人の希望もゴリッと加味された30周年記念アイテムになるようです。
CDの方は、デビューシングル「バレンタイン・キッス/恋はRing Ring Ring」から「夏を待てない/サンバを踊らせて」「ノーブルレッドの瞬間(とき)/もう一度走って恋人よ」「あの夏のバイク/夜明けまで"Happy Birthday!"」「星屑の狙撃手(スナイパー)/こわれた太陽」「ソレ以上、アレ未満/ノンフィクションしたい」「恋は遠くから/コルドンブルー・ジェラシー風味(あじ)」「ガラスの森/WAIT!」まで、全8枚のAB面16曲に、2007年の配信版「バレンタイン・キッス2007」と2008年にCD発売された「バレンタイン・キッス2008」をボーナス収録。
国生の場合、2002年の「 GOLDEN☆BEST/国生さゆり SINGLES 」でAB面はコンプリートできますが、今回初のブルスペ2。そして何よりシングルレコードのジャケットをほぼ原寸で再現したブックレットが付きますのでね。コレクションという意味でも買い増し、買い換えに値するアイテムと言えるでしょう。
国生のシングル8枚は、おニャン子の10万円弱BOXではすべて個別に復刻(ただしCDサイズ)されますが、そちらに手が届かない“こニャン子”の皆さんはこちらで溜飲を下げるのもよろしいかと存じます。withの麻子ちゃんと美奈代と一緒に映ったピンナップジャケットも入ると思いますので…。
一方、DVDには、ビデオ発売されていた「ファーストコンサート DASH! KOKUSHO」と「HELLO! アメリカ」を2in1で収録。
いずれも80年代アイドルの映像作品をDVD化した「ビジュアルカプセル」シリーズで2004年に単品発売されておりますので、満足できない熱心なファンもいらっしゃるかもしれませんが、今回は80年代に出演したCM映像もボーナス収録されるそうです。
なお、当時のテレビ番組での歌唱映像を見たい方は、ソニーのおニャン子3人が「クイズ・ドレミファドン!」で歌った映像を収録した「アイドル♥ミラクルビジョン 国生さゆり・城之内早苗・河合その子」(こちらで紹介)がオススメ。国生は「バレンタイン・キッス」「夏を待てない」「ノーブルレッドの瞬間 」「あの夏のバイク」の4曲が収録されていますので、ゴールデン☆アイドルと併せてどうぞ。
というデラックスな企画ですが、ゴールデン☆アイドルシリーズにラインアップされる70~80年代アイドルは、みんなカラーテレビを舞台に人気を博した人たちですし、音声だけでなく映像が伴って初めて完成するものですから、CD+DVDというスタイルこそ基本ですよね。
特に80年代はビデオソフトという商品化されたアイテムが数多ありますので、今回のみのイレギュラーではなく、今後定番として続いていくことを願っております。
(2015.2.25)