危なげなティーンエイジ・ウォーク。
ともすれば道を見失いそうになる日々の中で、
寄り添い、励まし、導いてくれたのは、大好きなうたたちでした。
18才という若さを持て余しながらも、
いつでもホンネでぶつかって、
なるだけカッコよく、みんなより一歩抜け出して
軽やかに生きていかれたら…
そんな願いがもろくも崩れてしまった後、
頼りないココロの隅にぴったりはまった、一片のジグソーパズル。
ひとりじゃないのにとっても孤独で、笑顔の裏で泣いていて
なすすべもなく途方に暮れる部屋に流れてきた、言葉とメロディー。
それは、真っ暗だった部屋をともしてくれた、やさしくて力強い灯りでした。
それは、TKがつくり、みさっちゃんが歌ってくれたうたたちでした。
今はっきり言えるのは、あれから20年以上の間、
どうにかこうにか生きてこられたのは、あのうたたちのおかげです。
「My Revolution」や「死んでるみたいに生きたくない」の、
「Teenage Walk」や「BELIEVE」の、そしてもちろんこのうたの。
これからの日々も、この素晴らしいうたたちを携えて、
この素晴らしいうたたちが示してくれた真実を信じて、生きてゆくでしょう。
何がどうかなったって、誰が何を言ったって、輝き続ける真実を。
「Don't worry,Gloomy Baby いつでもきみを
Don't worry,Gloomy Baby 信じているよ」
(2008.11.7)
note:LP「eyes」1985.10.2発売
ミス・セブンティーンコンテスト出身、渡辺美里のファーストアルバム。TMネットワーク、大江千里、岡村靖幸らEPICの若き才能が結集し、類い希なボーカリスト・みさっちゃんを完全バックアップ。あの時代を生きてきてホントとウソのシーソーゲームを経験してきた人なら、きっと大きな影響を受けたであろうエバーグリーンな名盤です。オリコン最高4位。
◎いまCDで聴くなら… eyes