ナツメロ喫茶店/うたノートvol.1


ナツメロ喫茶店

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  こころに残るあのうたを、力をくれるそのうたを、ちょこっと綴っておきました。

vol.1

ラバーボール/イルカ

(作詩、作曲・イルカ/石川鷹彦・編曲 LP「夢の人」1975)


 生きていくってことは楽しいことばっかりじゃないのは分かってるけど、ちっともうまくいかなくて、気分が塞いでしまうことがよくあります、ワタシの場合。

 そんな時いつも聴きたくなるのが、この歌。

 小3ぐらいからの長い長い付き合いですが、音楽が聴ける環境にいない時には、心の中で繰り返しかけている、救いの一曲とも言うべき歌なのです。

 あの頃のイルカには、なんだか素敵なしっぽがついていたように思っていました。
 うれしい時はピンとして、悲しい時は下向いて…毎日いつも自分に正直な気持ちを持って、頑張って一生懸命生きていくのだよ、なんてことをしっぽで語ってくれてたような。

 ワタシはあんな素敵なしっぽが欲しくたまらなかったけれど、この歌を聴いてたら見えないしっぽを持っているような気になったものです。
 もちろん、今でも。

 そして、イルカと一緒にこのうたを歌ってたら、いつのまにかラバーボールのように弾む心を取り戻しています。

(2007.3.12)


note:EP「夢の人」1975.11.5発売
 シューリクスからソロになったイルカが、かぐや姫のナンバーをカバーしたシングル「なごり雪」。オリコン最高4位をマーク、代名詞となるほどの大ヒットを記録し、今やスタンダードに。そのB面に収録されていたのが「ラバーボール」で、同時発売のセカンドアルバム「夢の人」には別バージョンで収録され、オープニングを飾っています。今でもコンサートで歌われていて、ファンにはとても愛されている1曲です。


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