明菜のNHK歌唱映像集が新曲と同時発売!
昨年末にはNHK紅白歌合戦に出場。アメリカからの中継だったものの久々にリアルタイムで動く明菜がお茶の間に登場し、今年は早々からニューシングル「 Rojo -Tierra- 」やカバーアルバム「 歌姫4 -My Eggs Benedict- 」を精力的にリリースするなど、すわ本格復帰かと期待された明菜。
結局、今年前半はそれ以外に目立った活動はなく、またいろんなウワサが飛び交いましたが、先日、当然のニューシングル「 unfixable 」(50歳の明菜、50枚目のシングルなのだとか!)リリースがアナウンスされました。
相変わらずサプライズの多い感じですが、慎重に丁寧に音楽に向き合っている様子がうかがえ、ファンの皆さんは胸をなで下ろしたのではないでしょうか。
そして本日、そのニューシングルと同時発売されるということは発表され、ファンの間で話題騒然なのが、黄金時代のDVD-BOX「 中森明菜 プレミアム BOX ルーカス ~NHK紅白歌合戦 & レッツゴーヤング etc. [DVD] 」。
今回はNHK出演映像集で、テレビ歌唱映像集としてはフジテレビ「夜のヒットスタジオ」集の「 中森明菜 in 夜のヒットスタジオ [DVD] 」(こちらで紹介)、TBS「ザ・ベストテン」集の「 ザ・ベストテン 中森明菜 プレミアム・ボックス [DVD] 」(こちらで紹介)に続く3つ目のBOXとなります。
さすがは明菜、という感じのスケールで、4枚組、約400分というボリューム。内容は「紅白歌合戦」を中心に「レッツゴーヤング」やその後継の「ヤングスタジオ101」などの歌唱映像ががっつり入るのだとか。
歌手にとって、紅白は一世一代の晴れ舞台。衣装を含め心構えが違うと言われますが、昔は大勢の歌手の応援が映り込んだり、権利関係が複雑かつ許諾にもお金がかかりすぎることから、商品化に二の足を踏むケースが多いと聞きます。
また、71年以前のものに関してはNHKにマスターがなく、辛うじて保存しているのは、チータなどが個人的に録画した映像のコピーだといいますし、いろんな意味で商品化は難しいようです。
事実、商品化されたDVDを思い出しても、小林幸子と美川憲一の対決映像にしぼった「 二人だけの紅白歌合戦!! [DVD] 」や、8回出場したご本人たっての希望でなんとか実現した南沙織「シンシア プレミアム」(こちらで紹介、アンコールプレス分を販売中)の特典DVDぐらいしか挙げられなかったりして…。
そういえば、現在のようにテレビ番組の音源や映像が商品化されることなんて考えられなかった82年、音声のみではあるものの、小柳ルミ子の紅白歌合戦のオンエア音源をまとめたLP「ベストアルバム NHK紅白歌合戦出場曲」を出したナベプロとSMSは、今考えるとかなり偉大。こういう企画を、今も待ち望んでいる人は多そうですよね。
と話がそれましたが、明菜の紅白初出場はデビュー2年目の83年。
「禁区」「十戒(1984)」「ミ・アモーレ」「DESIRE -情熱-」「難破船」「I MISSED “THE SHOCK”」と88年まで6年連続出場を果たし、2002年には「飾りじゃないのよ涙は」で14年ぶりに復活。
そして昨年末の新曲「Rojo -Tierra-」を披露したワケですが、今回はそれがDVDとしてコレクションできるのですからね。
ホンネをいえば歌唱映像だけでなく、余興やあの2ショットなども見たいところですが、それは無理な願いと言うものでしょう。また、昔の紅白は一時期「思い出の紅白歌合戦」としてBSなどで再放送されたりしましたけど、純正DVDは別モンだと思いますのでね。やっぱり必携でしょう。
巷では「明菜ばかりが出て、聖子が出ない」という嘆きが聞かれそうですが、聖子も30年ぶりに松本隆+呉田軽穂作品の新曲をリリースするということですし、タイミング的にも往年の聖子VS明菜の図式が見られそうな今年の秋。
今や同じレコード会社となった2人ですから、大いに火花を散らしてもらって、今年こそ、紅白の同じステージに並んで立つ姿を見たいものです。
(2015.8.13)