頑張れ!我らがヒデキ、通販で5枚組新BOXが登場!
ご覧になりましたか? 先週末(8月26日)の日本テレビ系「24時間テレビ35 愛は地球を救う」で久々に「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」を歌って踊ったヒデキの姿を。
2度の脳梗塞で後遺症を患い、それでもリハビリを頑張り、果敢にも武道館のステージに立つ。それだけでもぐっとくるのに、キャプテンサンタの衣装に身を包み、懸命に歌い踊るヒデキを、手に汗握り見ていたら、いろんな思いが交錯して知らぬ間に涙があふれていました。
たとえまだ麻痺が残っていたとしても、実際には歌声がふらついていたのだとしても、勇気を持ってチャレンジし続けようとするあの瞳は、我々が知っている往年のヒデキそのものだったのですから。
これからのヒデキを応援する意味でも、先週リリースされたばかりの通販限定5枚組BOX「 絶叫・情熱・感激 」をご紹介することにしましょう。
ヒデキの場合、シングル集BOXやオリジナルアルバム復刻BOX、ライブ集BOXなど、CD黎明期の80年代から多数のBOXがリリースされてきましたが、今回は通販限定ということもあってか、多岐にわたるレパートリーをぎゅっと凝縮したCD4枚と、DVD1枚をセットにした5枚組。
初CD化多数ということですし、昔のリサイタルのライブ盤を思わせるタイトルに往年のファンも大喜びでしょうが、どちらかというとコアな方向けではなく、この前出たG☆B懐刻盤ベスト(こちらで紹介)やG☆B2枚組ベストでは物足りないという程度の方が最も楽しめる内容に仕上がっているんじゃないでしょうか。
構成は、DISC1&2がヒットシングルをコンパクトにまとめたシングル・ヒットコレクションで、72年のデビュー曲にして筒美作品の「恋する季節」から、91年にアニメ「ちびまる子ちゃん」(まる子のお姉ちゃんがヒデキの大ファン)のエンディングテーマに起用されヒットした「走れ正直者」まで43曲。
大ヒット以外にも「青春に賭けよう」や「この愛のときめき」などヒデキならではの青春賛歌もちゃんと入っていますし、「若き獅子たち」や「ブルースカイ ブルー」を筆頭に、「ラストシーン」「遥かなる恋人へ」「勇気があれば」 などの名バラードもたっぷり。
スティーヴィー・ワンダーの異色カバー「愛の園(AI NO SONO)」やニッポン不参加で盛り下がってしまったモスクワオリンピック応援ソング「俺たちの時代」などもオススメしたいところです。
DISC3は、常にエネルギッシュで完全燃焼だったライブ音源のコレクション21曲。
日本の音楽シーンにスタジアムライブを定着させたり、武道館を制覇したり、前人未踏のコンサートを行ってきたヒデキ。スタジアムでは毎回登場シーンからサプライズ連続だったり、セクシーさとワイルドな魅力をより強調したコスチュームで衝撃を与えたり、テレビとは全く違った感じで選曲も洋楽が多かったものですが、ここでは後追いの方でも全然楽しめるシングル曲を網羅したものとなっています。
そしてDISC4は、ボーカリスト・ヒデキとしての真骨頂、洋楽・邦楽の名曲コレクション17曲。
まずはオフコースの「眠れぬ夜」を出した時のカバーアルバム「HIDEKI SONG BOOK」から、チューリップの「青春の影」、風の「君と歩いた青春」(ヒデキが太田裕美とラジオをやっていた時、ちょうど太田さんもこの曲をシングルカットした時期で一緒に歌ってましたね)、オフコース「愛を止めないで」、河島英五「酒と泪と男と女」を収録。さらには、ライブアルバムから洋邦のヒット曲がチョイスされています。
DISC3&4は初CD化のナンバーばかりだそうですが、確かヒデキはスタンダードアルバムも出してたと思いますので、あれもいつかまた聴いてみたいものです。
そしてDISC5のDVDは、83年8月の大阪球場での最後の球場ライブ「BIG GAME HIDEKI FINAL IN STADIUM CONCERT」と、85年1月の武道館シングル絶唱コンサート「'85HIDEKI Special in Budokan~for 50 songs~」という2本のライブビデオから抜粋して収録。いずれもDVD-BOXで既にDVD化されていますし、全盛期のコンサートではないのが残念ですが、今となっては貴重な映像といえるでしょう。
そういえば、昔、ヒデキのコンサートの映画「ブロウアップ ヒデキ」を見た記憶がありますが、いつかまたDVDで見られる日が来ることも願っています。
思えば子ども時代から周りの女子たちがなぜかヒデキファンばかりだったせいで、絶叫やアクションをマネさせられましたし(テキストは「りぼん」の「美季とアップルパイ」)、浅田美代子ファンだったものですから事務所の兄貴分であったヒデキも大好きでしたし、2人が共演した「寺内貫太郎一家」はいまだに最も愛しているドラマです。
ホント、それぞれに好きな新御三家の中でも、ヒデキは抜きん出て大好きな存在ですから、どうかあせらず気長にリハビリを続けていただいて、無理せずマイペースで活動を続けていただきたいと願っています。
ヒデキなら絶対できる!そう信じて、この新BOXを堪能したいと思います。
(2012.8.28)