2作100曲＋ボーナスディスクの通販BOX！

　今年1月、衝撃の引退会見を行った小室哲哉さん。
  　80年代半ばから今日に至るまで、稀代の天才の残したさまざまな作品の数々は今後も聴き継がれ、世に残っていくことを確信しておりますが、これまでの音楽家としての実績がレーベルの枠を超えてまとめられた作品集「TETSUYA KOMURO ARCHIVES」が発売されることが決定しました！
 
　それが、まず、90年代の全盛期に数々のダブルミリオンやミリオンヒットを放ったレーベル・エイベックスから、市販品としてのリリースとなる「TETSUYA KOMURO ARCHIVES "T"(AL4枚組) 」と「TETSUYA KOMURO ARCHIVES "K"(AL4枚組) 」の2タイトル。各4枚組で50曲ずつ収録、合わせて100曲という一大スケールの作品集です。
 
　そして、84年のTMネットワークでのデビューから在籍した古巣であるソニーから、そのエイベックスの2タイトルに、ボーナスディスク1枚をプラスした9枚組のCD-BOX「TETSUYA KOMURO ARCHIVES BOX 」。こちらは通販限定商品としての発売となっております。
 
　2006年にも「THE GREATEST HITS-小室哲哉作品集-」と題し、エイベックスとソニーから各2枚組による作品集が出ていますし、2011年にはエイベックスからCD4枚にDVD付きのBOX「TK BOX ～TETSUYA KOMURO HIT HISTORY～」も発売されておりますが、今回はその倍以上となるスケール。
 
　「T盤」「K盤」をセットで買うのなら、お得でレアなBOXの方がオススメですが、まだ収録曲が一部しか発表されていませんので、確定を待って決めてもよさそう。なんたってTKには、最大のセールスを記録した安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」を筆頭に膨大な作品があるワケですしね。
 
　ちなみに収録曲第１弾発表分としては、渡辺美里「My Revolution」「Teenage Walk」「悲しいね」、TM NETWORK「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙（そら）を越えて)」「SEVEN DAYS WAR」「Get Wild」「I am」、TRF「EZ DO DANCE」「BOY MEETS GIRL」「Overnight Sensation ～時代はあなたに委ねてる～」「survival dAnce ～no no cry more～」、H Jungle with t「WOW WAR TONIGHT～時には起こせよムーヴメント～」「GOING GOING HOME」「FRIENDSHIP」、篠原涼子 with t.komuro「恋しさと せつなさと 心強さと」「もっと　もっと…」「Lady Generation」、TRUE KiSS DESTiNATiON「Girls, be ambitious!」、鈴木あみ「love the island」「BE TOGETHER (ORIGINAL MIX)」、hitomi「CANDY GIRL」「GO TO THE TOP」「by myself」「In the future」、globe「Can't Stop Fallin' in Love」「DEPARTURES (ARRIVAL version)」「Feel Like dance」「Many Classic Moments」、華原朋美「I BELIEVE[Original MIx]」「I'm proud [full version]」「LOVE BRACE」、AAA「逢いたい理由」「Charge & Go!」、Def Will 「Lovely Day」、PANDORA feat. Beverly 「Be The One」ということですが、ほんの一部となっています。
 
　個人的に、TKの名前を意識したのは84年、大江千里クン「ロマンス」のアレンジから。EPIC・ソニーのアーティスト応援プロジェクト「Bee」の会員として、主催のビデコンや新譜試聴会にしょっちゅう参加してましたので、TMネットワークも千里クンと同じEPIC・小坂洋二ファミリーの一員として応援しておりました。
　そして、岡田有希子さんのアルバム曲などを経て、決定打となるのは同じ小坂ファミリーの渡辺美里さん。コンポーザーとしてTKが参加したアルバム「eyes」と、大ヒットシングル「My Revolution」は多感な頃に大きな指針となったのは確かです。
 
　そこからのヒットメーカーとしての活躍はご存じの通りだと思いますが、個人的には荻野目洋子の名曲「NON STOP DANCER」や、堀ちえみのラストシングル「愛を今信じていたい」をはじめ、岩崎良美、原田知世、中山美穂、松田聖子ら、80年以降半のアイドル曲も入るといいなと思っております。
 
　いずれにしても、歴代作曲家のシングル総売上げランキングでは1位の筒美京平先生に次ぐ実績を持ち、編曲家ランキングではNo.1のTK。稀代の天才音楽家のアンソロジーという意味でも、必携のBOXですぞ！