リバイバル・ヒットでダンシング・ヒーローづくし！

　何でもビルボード・ジャパンのチャートで2位をマークしたとかで、今、驚きのリバイバルヒットを記録している荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー（Eat You Up）」。
 
　きっかけは、言わずもがな「日本高校ダンス部選手権」で大阪府立登美丘高校ダンス部が踊ったバブリーダンスですが、平野ノラとのご本人コラボを経て、10月31日にはNHKの歌番組でオギノメちゃんとも共演を果たしました。
 
　一見、平野ノラのボディコンパロディで、イロモノっぽい印象があるのですが、そのダンスは強豪校ならではの真摯な努力の積み重ね。バブル期のヒットを茶化している雰囲気は全くなく、まさにオギノメちゃんの真面目なイメージともリンクして、名曲というとらえ方をされているのではないかと思います。そんなワケで、オギノメちゃんのさまざまな「ダンシング・ヒーロー（Eat You Up）」を網羅した「ダンシング・ヒーロー“ALL EAT YOU UP”」のリリースが急きょ決定したそうです。
 
　まず11月8日に配信版「 ダンシング・ヒーロー -ALL EAT YOU UP- 」の販売がスタート、12月にはCD「 ダンシング・ヒーロー“All Eat You Up" 」も発売されますが、驚くなかれ全部が「ダンシング・ヒーロー（Eat You Up）」。
 
　松崎しげるの「愛メモリー」ばかりを収録した「 愛のメモリー(発売35周年 アニバーサリーエディション) 」を彷彿とさせますが、オギノメちゃんの場合はカラオケも含む11バージョン。CDにはさらにボーナス音源追加という予定だそうですから、やっぱりパッケージの方を入手したいですね。
 
　ちなみに11バージョンの内訳は、85年リリースのオリジナルバージョンから、86年のアルバム「ノン・ストッパー」より“-Moderan Version-”、2014年の30周年記念アルバム「ディア・ポップシンガー」より“-Dear Pop Singer Version-”と“ -Dear Pop Singer Remix Version-”、86年のアルバム「ラズベリーの風」より“ -Special English Version-”、91年のベスト「NEW TAKE BEST COLLECTIONS '92」より“-'70 mirror ball mix-”、92年のリミックスアルバム「best hits non stop clubmix」収録の“ -Club Mix-”2000年のパラパラミックス「DANCE PANIC! PRESENTS EUROPANIC! VOL.2」より“-Euro Mix-”、そのシリーズのプロモ盤より“ -Extended Euro Mix-”、2005年のJ-ユーロのコンピ盤「SUPER EURO GROOVE J-EURO SPECIAL SELECTION」より“ -Dancing Beat 2005 Mix-”、そしてオリジナル・カラオケまで。
 
　個人的には、リアルタイムでディスコで踊ったことのあるナンバーですが、大好きだったのはとんねるずとやったコント「貧乏家の人々」。30周年のセルフカバーのビデオは貧乏家ダンスだったように思いますが、何かと世知辛くなった時代、あのコントももう見られないのでしょうか…。♪「ナイしてるよ…」なんて／誘ってもくれない！