女性の歌ばかり72曲! 名曲だけを集めたお買い得4枚組!
カバーや隠れた名曲、泣ける歌ブームなどなど、アラフォー世代を中心に注目が集まる70年代から80年代の青春ナツメロ。コンピCDのみならず、テレビでもラジオでもさまざまな特番や特集が組まれ、それぞれがヒットするなど、今や1つのジャンルを形作っている感じがします。
中でも需要が高いのが女性ヴォーカル。ラブソングを普遍的なものにしたり、胸キュン度合いを高めるのはやっぱり優しく切ない女性アーティストの方が秀でていますもんね。
とはいえ、本当に乱発感のあるカタログコンピ盤市場、何気なく買ってしまうと「あれが入ってなかった…」とか「あの歌も聴きたくなってきた」なんていうケースも多そう。また、ジャケ買い、タイトル買いなど「気に入ったコンピ盤を何枚か買ったけど、収録曲がかなりダブってた」という声もよく聞かれます。
いちいち見比べたり、曲目を突き合わせたりすれば解決することですけど、ショップの店頭ではそうもいかず。七面倒くさいことなく、気軽に聴きたいと思うのが現代人の人情ですもんね。
そんな方にオススメしたいのがこの「 AGAIN~女性ヴォーカリスト・スペシャル・セレクション~ 」。4枚組で72曲、メーカーやレーベルの枠を超え、70年代から90年代までボリュームたっぷりに収録された名曲コンピ盤ボックスでございます。
まず、ディスク1の収録曲を紹介してみましょう。小林明子「恋におちて-Fall in love-」、松田聖子「赤いスイートピー」、山口百恵「夢先案内人」、太田裕美「木綿のハンカチーフ」、尾崎亜美「マイ ピュア レディ」、ハイ・ファイ・セット「中央フリーウェイ」、薬師丸ひろ子「元気を出して」、石川ひとみ「まちぶせ」、ペドロ&カプリシャス「五番街のマリーへ」、中島みゆき「悪女」、大橋純子「たそがれマイ・ラブ」、中山美穂「ただ泣きたくなるの」、酒井法子「碧いうさぎ」、高田みづえ「私はピアノ」、岩崎宏美「シンデレラ・ハネムーン」、桑江知子「私のハートはストップ・モーション」、渡辺真知子「かもめが翔んだ日」、小坂明子「あなた」という18曲。
70年代後半から80年代をメインに、今も愛され歌われ続けている女性ヴォーカルの名曲中の名曲がテンコ盛りで、この1枚目だけ見ても隙のない選曲という感じがしますよね。
何より、門あさ美とか南沙織とか、普段はリストから漏れちゃう感じのメンツもしっかりチョイスされていますし、フォーク、ニューミュージック、シティポップス、歌謡曲などジャンルを問わない感じも流行歌コンピとして価値があると思います。
王道系の音源は既にお持ちで興味がないとおっしゃるマニアの皆さんにはスルーされる気がしますが、意外にこういうボックスを素直な気持ちで聴くと、音の自分史といいますか、ココロのアルバムを一枚一枚めくるような感覚を覚えてしまうんじゃないでしょうか。
かくいうワタシも、部屋で流しても超BGMな有線的雰囲気が楽しめることもあって、最近はこういうものをへヴィロテしがちなのです。お休み前のスリーピング・ミュージックとしてもスーッと眠りに落ちてしまう感じで、睡眠導入効果も実感したりして。
あと、同年代たちとの家飲みでBGMにするとめちゃくちゃ喜ばれますし、ドライブ旅行なんかでも重宝すること請け合い。音楽の趣味なんか全く共通しない人たちとも、大いに盛り上がることでしょう。
定額給付金を握りしめて出かけるプチ旅行のお伴にもピッタリ、ギフトボックスのようなパッケージも相まって、さりげないプレゼントにも最適です。
個人的にはアラフォー同士のご夫婦やカップルの記念日なんかの贈り物として、かなり使えるアイテムになるんじゃないかと思っております。
さらにさらに、1枚あたり2,205円、1曲当たり約122円というおトクなプライスもウレシイ。などという口調で言うとテレビショッピングみたいですが、何とこのボックスは通販限定、しかもテレビショッピングでも販売中のアイテムなのです。
テレビショッピングって、ただつけっぱなしで流している時でも、時々ドキッとする歌のフレーズが聴こえて、思わずガン見してしまうこともしばしば。シングルのジャケット画像やアーティストの映像付きで紹介されると、ググッときて、思わず電話をかけそうになりますもんね。
メインターゲット世代はショップに足を運ばなくなった人がほどんどですし、そういう意味でもテレビショッピング用のCD需要が伸びるのはトーゼンといえばトーゼンでしょうか。
と言いつつ、最近のテレビショッピングや通販などで出るCD&DVDって、思わぬ復刻盤や独自の編集盤があって侮れませんから、市販盤では入手困難になってしまった音源を探してるマニアの方や、好きなアーティストの入ったCDはみんな欲しいというコアなファンの皆さんも要チェックですぞ。
(2009.5.19)