LPにCD、DVDやブックも入った豪華BOX！

　今年はソロデビューからちょうど40周年ということで、91年から2005年まで在籍した東芝EMI時代のオリジナルアルバムが一挙SHM-CD化（ こちらで紹介）されたター坊こと大貫妙子さん。
  
　もちろん現役ですし昨年には旧知のバンドネオン奏者・小松亮太さんと組んだアルバム「 Tint 」が日本レコード大賞優秀アルバム賞に輝くなど新たな活動にも期待は募るばかりですが、今年はなんとポニーキャニオンとの新たなプロジェクトが始動するようで、その第１弾として40周年記念BOX「大貫妙子ソロデビュー40周年BOX パラレルワールド [DVD] 」のリリースがアナウンスされました。 
 
　しかも、アナログ盤LP1枚とCD2枚に、DVDとスペシャルブックが付くという、何とも豪勢な企画です。
 
　アナログ盤LPは、ライフワークともなっているアコースティック・ライブを87年に初開催した際、記念盤として限定販売された「Pure Acoustic」。
　私家版の通販から市販品へと、先ごろのSHM-CDを含め何度も増補を繰り返し再発されてきた名盤ですが、今回はオリジナル盤を初めてLP化。しかも、かのロンドン・アビーロードスタジオでハーフスピードカッティングを施すというファン垂涎のシロモノです。
　近年再評価され、リリースも活発化しているレコードですが、個人的にもあの何百回となく聴いてきたライブ盤がアナログでどう聴こえるのか、とても楽しみにしております。
 
　CDは、1枚がター坊自身の選曲によるベスト・セレクション。
　2014年のシュガーベイブから数えて40周年のアニバーサリー・ライブの際のパンフも自選CDで、正直な選曲というか、余りのシブさにビックリしたことでしたが、果たして今回もそんな感じのセレクションなのか、それともファンサービスも感じられるものなのか、かなり気になるところです。
 
　もう1枚の方は、山弦（佐橋佳幸と小倉博和によるギターデュオ）とのコラボレーションによるアコースティック・アルバム。相性抜群の組み合わせですけど、なんとこちらには新録が３曲入るそうで、ホントに楽しみです。
 
　そして目玉といえるのが収録時間約60分の予定だというDVD。
　1980年代のスタジオライブなど未商品化の映像集に、最新インタビューなどを収録予定だそうです。ター坊の読み物関係は、昔から宣材であっても充実していますから、スペシャルブックにも期待が高まりますね。
 
　という感じで、まさにター坊の現在・過去・未来がパラレルにパッケージされたサービス満点のBOX。ポニキャンの企画力と実現力に脱帽してしまう内容に仕上がるんじゃないでしょうか。プロジェクトの第2弾も大いに期待を込めつつ、予約したいと思います。