Bible新編は、3枚組CDとヴァイナル第3弾！

　今夏のコンサートツアー「Seiko Matsuda Concert Tour 2023“Parade”」も大入り満員、武道館では追加公演も行われるほどの盛り上がりを見せた松田聖子さん。
　いろいろあってメディア露出は極端になくなりましたし、心配していた時期もありましたが、ライブではいつもの聖子節やユーモアセンスが炸裂。ファミリーのごとく心を許したファンにだけ見せる表情は、いつもの安定した“聖子ちゃん”のままで、安心するとともにプロ根性に改めて感心したことでした。
 
　9月3日にはツアーもいよいよ千秋楽を迎え、秋にはジャズアルバムの新作も予定されているそうですが、さすがは“抱きしめたいッ…！ ミス・ソニー”。このタイミングで古巣のソニーから新商品のリリースが発表されました！
 
　１つ目は、2020年の40周年時にリリースされたアナログ盤春夏ソング集「Bible～blooming pink～」（ こちらで紹介）と対となる、アナログ盤秋冬ソング集「 Bible-milky blue-＜完全生産限定盤/ライトブルーヴァイナル＞」。
 　2つ目は、この2タイトルに、数々のヒット曲を追加したCD盤「 Bible-pink & blue- special edition」。堂々2アイテムの同時発売です。
  
　聖子にとって「Bible」といえば、1991年から続くヒストリーベストシリーズ。2枚組自選集を振り出しに、新曲入りベストやアルバムセレクション、さらには映像版や最初の移籍のタイミングで出たシングルコンプリートBOX、2度目の移籍後に出たベストCD-BOXなど、聖子のキャリアを代表するベストアルバムです。
　30年余りの間にはCDのみならず、映像ソフトまでのアイテムが出ておりますが、最近はヴァイナルブームに乗ってアナログ盤がゾクゾク登場。
 
　今回の「Bible-milky blue-」は、2021年の「Bible-bright moment-」（ こちらで紹介）に続くヴァイナル第３弾アルバムとなります。
　気になる収録曲は、初期の「ウィンター・ガーデン」「愛の神話」から、「冬の妖精」「雪のファンタジー」「妖精たちのTea Party」といった80年代の名曲を中心に、アナログ盤初収録となる「We Are Love」や幼い頃の沙也加さんの歌声が聴ける「Twinkle Star, Shining Star」など90年代の作品まで、秋冬をイメージしたナンバーをチョイス。
　ベスト盤のみに収録されていた「とんがり屋根の花屋さん」やユーミンのカバー「恋人がサンタクロース」など、イレギュラーな曲も入っていますが、やはり目玉は大瀧詠一御大が遊び心でエディットしたという「風立ちぬ（duet version）」でしょう。
　今回も、このために調合したというオリジナルのカラーレコードで、お色はライトブルー。完全生産限定ですから、前2作同様、あっという間の完売必至。お早めのご予約をお忘れなく。
 
　一方、同時発売のCD盤「Bible-pink& blue -Special edition」は3枚組。アナログ盤「Bible-blooming pink-」「Bible-milky blue-」をCD化した2枚に、ヒット曲やアルバムの名曲を収録したスペシャル盤をプラスした構成になるそうです。
　ボーナストラックには、40周年記念アルバム「SEIKO MATSUDA 2020」（ こちらで紹介）で初商品化が叶ったた秘蔵音源「いちご畑でFUN×4」も収録とのこと。これは大滝さんの「FUN×４」と、それを下敷きに聖子に提供した「いちご畑でつかまえて」を御大自らがミックスしたもので、ナイアガラーの間ではドゥビドゥビダンダンな対をなす2曲としておなじみのセットですよね。
 
　ということで、聖子ファンはもとより、コンプリート気質のナイアガラーの皆さんも思わずコレクションしたくなるアナログ盤とCD。早いもので、今年は御大の没後10年の節目にあたりますので、ご供養の思いも込めて聴きたいと思います。
 
　なお、どちらのアイテムも SonyMusicShop で購入すると、オリジナル先着特典として、オリジナルスマホサイズステッカーがもらえるそうです！