ソロデビュー30周年!ター坊の紙ジャケ再発!
2003年にはシュガー・ベイブから30周年ということで集大成のお買い得ベスト「 ライブラリー 」がリリースされたター坊ですが、今年はソロデビュー30周年記念で、RCA時代のオリジナル・アルバム6タイトルが紙ジャケ仕様で再登場することになりました。
選書盤をはじめ、これまでに何度も再発されていますから、既発をお持ちの方は二の足を踏んでしまうところ。
しかし、今回はご本人の監修による最新リマスタリング、さらにシングルなどのアルバム未収録曲のボーナストラックや自筆の解説までを収録予定と、ファンなら手にせずにはいられない企画となっています。
ホントどれもが名盤ですが、まずワタシがオススメするのは78年のRCA移籍第1弾にしてサードアルバムの「 MIGNONNE(紙ジャケット仕様) 」。フォーキーな匂いを残したシティ・ポップスが素敵。
「突然の贈りもの」をはじめ「横顔」「海と少年」といった今も歌い継がれる名曲もテンコ盛りです。
そのほかYMOが結集した「 ROMANTIQUE(紙ジャケット仕様) 」や、おフランスに傾倒していく「 AVANTURE(紙ジャケット仕様) 」もいいですが、やはり初のフランス録音盤「 Cliche(紙ジャケット仕様) 」が珠玉。日立マクセルのCMソング「黒のクレール」や、おなじみの「ピーターラビットとわたし」、大好きな「風の道」などなど、ター坊にしか表現できない世界が広がっています。
また、ポップなジャケには驚いた「 SIGNIFIE(紙ジャケット仕様) 」や、ジャン・ミュジー参加のクラシカルな「 カイエ(紙ジャケット仕様) 」もハイレベルな仕上がりです。
この時代のター坊を未聴という方には、これらのアルバムをまとめた「 ゴールデン☆ベスト 大貫妙子~RCA YEARS 」が出ていますので、まずはそちらでお試しを。
と言いつつ、今回の復刻は初回のみの完全限定生産なので悠長にしてるヒマはありませんが。ディスクユニオンなんかでは、まとめ買いした人に特製BOXのオリ特も付くようです。
前にも書きましたが、ター坊のうたはいつも毅然と大切なことを問うてくるような気がします。
ワタシの場合、ター坊に自分の生き方を正してほしいような気になってしまって、年末に聴くことが多かったりして…。
それに胸を張って答えられる一年であったかどうか、今年は…。
(2006.11.16)