衰えぬハイトーン、ヤマハ時代の隠れ名曲集!
2003年にリリースされ、好評を博したヤマハ・ポプコン・アーティストシリーズ。
その第2弾マイ・リコメンド・シリーズのリリースが決まりました。
まずは八神さんの2タイトル「 ポプコン・マイ・リコメンド 八神純子 バラード 」と、アーティストシリーズ第1弾を焼き直した「 ポプコン・マイ・リコメンド 八神純子 ポップヒッツ 」です。
文字通り、八神さんの多様な音楽性を2つの側面から切り取った構成。84年までのヤマハ在籍時の音源から選りすぐりのナンバーが収録されています。
ワタシはポップな八神さんも好きですが、美しいハイトーンと抑揚のきいたボーカルですから、バラードにはウナってしまいます。
「みずいろの雨」「ポーラー・スター」「パープル タウン」など、アップテンポなヒット曲で知られる八神さんですが、バラードにこそ、彼女本来の音楽性が集約されているんじゃないか、なんて思っています。「せいたかあわだち草」なんか大好きでしたね。
さて、74年のポプコンで入賞を果たした八神さん。公式デビューの「思い出は美しすぎて」の前にプレデビューしていますが、その頃から目を見張る才能の持ち主だったことは言うまでもないでしょう。
しかし、いろいろ考えると、そんな若き才能を大事に大事に育ててきたヤマハの功績も見逃せません。ご自身も「私にとってヤマハが青春、青春がヤマハ」と語っていますし、このシリーズで、そんなことにも思いを馳せるのも一興かも。
団塊以降の世代は、誰しも一度、ヤマハの洗礼を受けているはずだから。
ザ・ベストテンでは、久米さんの意地悪なあしらいにも全然動じなかった八神さん。紅白では、太田裕美ちゃんと「私はピアノ」を連弾した八神さん。
CDで歌を聴いてたら、ブラウン管でのお姿もハッキリ思い出しますから、まさにテレビ時代のニューミュージック・シンガーの代表格だったんですよね。
久しぶりにテレビで動く八神さんも見てみたいな、と思ったら、八神さんは、「 コッキーポップ・コレクション Vol.1 [DVD] 」「 コッキーポップ・コレクション Vol.2 [DVD] 」というDVDもリリースしているんです。
これはポプコンファンにはおなじみのテレビ番組「コッキーポップ」からの映像集。同じくポプコン出身の下成佐登子とのデュエットなども聴けます。
(2006.10.20)