歌手時代のマリナ・パーフェクトBOX!
ナンノの次はマリナでしたか!
おニャン子のマリナくん(何番でしたっけ?)も86年に「深呼吸して」でソロデビューしてから20周年。
ちょっとオドロキ、CD&DVD15枚組のまさにパーフェクト・ボックスと呼べる「 MARINA WATANABE ALL IN ONE(4DVD付) 」が発売されることとなりました。
実はワタシ、単独のベスト盤が選書の「 ベスト・コレクション 」しか出てなかったから、歌をやめてからのアーティストイメージを大切にしてるのかな、なんて思ってましたけど。
オールというタイトルの通り、87年のファースト「MARINA」から、大瀧さんのちびまる子シングルで復活した96年のミニアルバム「Ring-a-Bell」までの全オリジナルアルバムと、全映像商品のDVD、そしてアルバム未収録のシングルやトリビュート盤などの参加音源、さらには未商品化の音源や映像に加え、おまけに未発表フォト入り豪華ブックレットも付くという、ファン大喜びの愛蔵版となっております。
ワタシが最もビックリしたのはその仕様。アナログ最後世代とは言え、ちょっとビックリのオール紙ジャケット。さらにはインナーも復刻なんですと!
やっぱマネジメントもソニー・ミュージックだっただけのことはある、という感じですね。
アルトの声質も、スクールデイズ路線もおニャン子では珍しくワタシ好みでしたけど、注目し始めたのはやっぱり大江千里の「ちいさな Breakin' my heart」から。
よく同じ名字の美奈代と比べられましたが、地味目だけど丁寧な楽曲作りに定評がありました。
ワタシにとっては、おニャン子出身では最もアルバムを聴いたシンガーかもしれません、工藤静香は別格として。
ブームが去った後の方に名盤が多く、ロマンスも噂に上ったパーフリの「大好きなシャツ (1990 旅行作戦)」なんて、ホントにキュート。
市販もされたこの曲のプロモーションビデオを何度見たことだろう。くるくる変わる七変化ととっておきのファニーフェイスが、ついにDVDで見られるのですね。
ラストフルアルバムの「Mood Moonish」はジャケットも素敵でした。
なお、ワタシがイチバン好きな歌は、今も時々思い出したように聴く「新しい気持ち」。ホント、何度励まされてきたことだろう。
勉強で聴かされたという南沙織の「哀しい妖精」が好きだと言ってたこともありましたね。カバーが実現しなかったのは残念な限りですが…。
それと、マリナのアルバムは最初からCDが発売されていますが、音がスカスカだった時代の作品群ですから、全曲リマスタリングというのも聴き逃せません。
もちろんこれだけのBOXでありますから、完全生産限定盤は言わずもがな。今やマルチなマリナになったし、名倉夫人だからキョーミがないっていうキミも、シンガー・マリナをもう一度。
(2006.10.4)