80年代アイドル、初めての廉価盤シリーズ!
ソニーやユニバーサル、ポニキャンに加え、人知れずビクターも出ていた期間限定生産、サンキュー価格の廉価盤“りばいばる”シリーズ。
なんとなく足並みがそろわなくって一挙発売にならなかったせいか、レコ屋では告知ポップはあったものの地味な展開でした。果たして、売れたのでしょうか?
まあ期間限定生産だし、そんな疑問も忘れようとしてた矢先、追加リリースの情報が届きました。「 りばいばる~堀ちえみ(2カ月限定生産) 」「 りばいばる~岩崎良美(2カ月限定生産) 」「 りばいばる~石川ひとみ(2カ月限定生産) 」というポニキャン3人娘(?)と「 りばいばる アイドル編 早見優 」の優ちゃん。
ナベプロ原盤制作の石川ひとみ以外は、初めての廉価盤だし、80年代アイドル自体この形態は珍しいと思うから(OEMの明菜はあったよーな…)、ベスト盤を持ってても欲しがるファンは多いかも。
ワタシとしては、あの曲だけ聴けりゃいいので十分…という人のニーズに応えるのではなく、こういうお手軽盤を入り口にして、通常ベスト盤、そしてBOXへと、興味と購買意欲を広げるよう誘導していけるような仕組みがあれば…なんて旧譜ファンの一人として僭越ながら思っています。
この世代までは圧倒的にパッケージ派でしょうしね。
そんなコトを考えてたら、ふと疑問がわいてきた。
マニアックなものがガンガン復刻される現状はもちろんウレシイけれど、いま確実に購入してる世代のアーティストやアルバムが出尽くしちゃったらどうなるのだろう、って…。
そんなの簡単、時代も進むしひとつ後の世代へ移っていくだけだよと言われたら、どうしよう。
月日はすべてをナツメロにしていくので当たり前のことなんだけど、どうしよう。
自分は当時買ったから困りません、っていうのでいいのかな?
否、やっぱり旧譜は美しい思い出だし、心のふるさとなのだから、帰りたい時にいつでも帰れる状況であってほしい。どの時代の人にとっても、大切な音楽が、いつになっても手に入りますように。
ベスト盤に限らず追加プレスが行われ、カタログで生き続けるCDが1枚でも多くなることを祈りつつ…。
なお、ユニバーサルからは1000円の廉価盤・ベスト10シリーズの新タイトル10作も同時発売。「 石川セリ ベスト10 」「 大橋純子 ベスト10 」「 水越恵子 ベスト10 」「 倉橋ルイ子 ベスト10 」「 内藤やす子 ベスト10 」「 姫乃樹リカ ベスト10 」「 少女隊 ベスト10 」などが仲間入りします。
(2006.11.25)