2階のマリちゃんデビュー作、待望のDVD化!
おかみさ~ん、時間ですよーっ!!
とマチャアキのかけ声も懐かしい。TBS水曜劇場の名作「時間ですよ」が、DVDになって帰ってきました。
80年代まで数々のシリーズが制作されましたが、今回登場となる「 時間ですよ 1971 BOX1 [DVD] 」は、1971年7月から72年3月にかけ放映された第2シリーズ。シリーズの初カラー作品ということと、あの天地真理のデビュー作としてもおなじみであります。
TBSチャンネルでは何度も再放送されていますが、商品化としては始めてで、これには全35話のうち12話までを収録。ボックスには初回特典として、松の湯開店祝いオリジナル手ぬぐいが封入されるそうです。
なお、9月には「 時間ですよ 1971 BOX2 [DVD] 」が、10月末には「 時間ですよ 1971 BOX3 [DVD] 」がリリースの予定です。
東京は五反田の銭湯「松の湯」を舞台に、笑いあり、涙ありの人情劇が繰り広げられます。
ワタシ、幼児でしたので、「涙から明日へ」「恋は水色」「小さな私」などケンちゃんとマリちゃんの歌や、堺正章や悠木千帆(樹木希林)、西真澄の掛け合いぐらいしか覚えてないのですけど(第3シリーズはとても記憶に残ってます)、あの西真澄ってヘンで面白かったですね。
実は2階のマリちゃんこと天地真理は、このお手伝いさん役オーディションに「可愛すぎる」という理由で落っこっちゃってるんですよね。でも、真理ちゃんの才能をいち早く見抜いた森光子が大推薦して新たな役を設けたというのは有名なお話です。
そんなことから真理ちゃんは森さんを“第二のおかあさん”と慕ってました。森さんもそんな真理ちゃんを目に入れても痛くないほど可愛がっていましたね。
確か一緒にデパートに買い物に行ったら、真理ちゃんが晴れ着を買うために持ってたお金をスラれ、森さんが買ってあげた…なんていうエピソードもあった。
森さんは今も真理ちゃんのことを気にかけているようですけど…。
と話がそれてしまいましたが、お色気入浴シーンに、ドタバタコメディー、あるいは歌謡ドラマの側面も持つこのドラマですが、船越英二、松山英太郎、松原智恵子、江戸家猫八ら達者な俳優が脇を固めた上質なホームドラマなのです。
向田邦子さん脚本の回もありますしそのへんの魅力も存分にお楽しみください。ワタシはどつき漫才の敏江・玲児が楽しみです!
しかしワタシがホントに楽しみにしてるのは第3シリーズ。
トリオ・ザ・銭湯も最強メンバーだと思いますしね。ホントは今年新作の制作も予定されていたそうですけど、どうなるのでしょう。ぜひ久世さんの遺志を継ぎ、取り組んでいただきたいなと思ってます。
故人もいらっしゃいますけどオリジナルキャストでやる、なんてのも面白そう。
特に2階のマリちゃんなんか、これを機に大変身していただけるとウレシイのですけど…。
それはさておき、リリースを指折り数えて待ちながら、第3シリーズの発売も願ってCD「 TBS 水曜劇場の時間ですよ 」でも聞きましょうか。あれ、いつもこのオチだ…。
(2006.6.12)