アバズレ、フテ子に女番長、全員集合!
Hotwax監修による企画コンピ盤が、またまた誕生しました。
「Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲」(現在「VOL.1」「VOL.2」「VOL.3」「VOL.4」「VOL.5」が発売中)で連載中の「やさぐれ歌謡最前線」から生まれた、名付けて「 Hotwax presents やさぐれ歌謡シリーズ(1)「やさぐれ歌謡最前線」ユニバーサル編 」。
修羅雪姫の梶芽衣子はともかく、アワネ麻里、賀川雪絵、川辺妙子らのアーティストを見ているだけでも、アバズレ、フテ子、女番長大集合!という感じのラインアップ。厭世的なニオイがプンプンしております。
初期の秋吉久美子や桃井かおりなんかもイイ味出してますし、黛ジュン、西田佐知子、加藤登紀子、藤圭子ら、何を歌ってもワケありな過去を感じさせるビッグネームも揃い踏みであります。
ワタシ的には、ピコが手がけた石川セリ「海は女の涙」はやさぐれなのかどーか不思議な感じだし(日活映画の挿入歌だからかな)、しのづかまゆみが篠塚満由美として再々デビューをはかった頃の「月影のTOKYO」なんかは、そんな感じがあんまりしないけどな~。
ともあれ、斜に構え世を恨みつつ毒づいてみたい気分にさせるこのコンピ。
四畳半流し付き、みたいなモルタルのアパートで、廊下のうるさい子どもを叱り飛ばしながら聴いてみたいもんです。
なお、コレは女性編でして、男性編の「 Hotwax presents やさぐれ歌謡シリーズ(2)「やさぐれ歌謡 男の対決」ユニバーサル編 」も同時発売となります。こちらは勝新や小林旭、渡哲也、赤城圭一郎など、青春映画スターが勢ぞろいという感じでややソフトな印象です。拓ボンも入ってますよ。
(2006.4.12)
*発売日が5月24日に変更され、本家本元のSOLID RECORDSから「
女番長ゲリラ~やさぐれ歌謡最前線
」が同時発売されるほか、7月22日には「
やけっぱちロック~やさぐれ歌謡最前線 ビクター編
」もリリースされます。(2006.5.1追記)