コロムビア時代のはつみ、ショウビズの極意を堪能!
丸善石油の“OH!モーレツ”など、幾多のCMソングではおなじみだったはつみ・かんな。ビクターからデビューするも鳴かず飛ばずだったんですよね。
それがしばたはつみになってコロムビアから再デビューし、一躍脚光を浴びたのが77年の「マイ・ラグジュアリー・ナイト」です。
来生作品としても有名なこの曲は東洋工業(マツダ)のCMソングでしたし、紅白初出場するなど、ジャジーでショウビズ・シンガーって感じでしたねえ。
サウンド・イン・Sとか、サミー・デイビス・Jrとの共演とか、その実力は誰しも認めておりました。
最近は大野雄二さんと組んだアルバムなどで再評価されてきたはつみさんですが、ここに来てやっとこさコロムビア時代のシングルコンプ「 しばたはつみ・しんぐるこれくしょん 」が出ます。
これは「合鍵」から「とりあえずX.T.C.」までのAB面を、シリーズならではの構成で別々に収録した2枚組。
一般的に人々の耳に残っているのは「マイ…」のほか、同じくCMソングとなった「夜はドラマチック」とか、角川映画の主題歌だった「化石の荒野」あたりでしょうか。
ワタシは「夜はドラマチック」のB面「スポットライト」が好きでしたねえ。あ、カッコいい「シンガー・レディ」もオススメです。
ダイナミックに、ムーディーに、はつみさんの世界をご堪能あれ。熱唱の表情などを思い出しながら楽しむのも一興です。
なお、今、はつみ・かんな時代のパワフルなボーカルを聴きたければ、「 60’sキューティーポップ FIRST DATE EDIT 」に「恋と海と太陽と」が収録されてます。
(2006.3.10)