ユキヒロのユル~い主演映画サントラ復刻!
ソニーのアルファ復刻ですが、ここに来てユキヒロのオリジナルが完結と相成りました。
実は昨年の春、¥ENレーベル移籍第1弾「What, Me Worry?」と重複するミニ・アルバム「ボク、大丈夫?」を合わせた「 What,Me Worry? 」がリリースされましたが、後が続かなかったんですね。
1年が過ぎ、やっぱイマイチ数が動いてないのかなと思っていた矢先、4枚が紙ジャケ(初回盤のみ)復刻が決まったのです。
センスといい、ルックスといい、ユキヒロの格好に影響されてたワタシ。
Y'sを着てたときは真似してガンガン買い、ブリックス・モノを立ち上げたときには上得意になったり…やっぱアコガレの人だったのでありました。
ワタシも当時はチョー細かったんですけど、今思い出すと若気の至りといいますか、決してユキヒロみたいなシブさは醸し出せるはずもなく、今思うと赤面するような感じです。それだけ、心酔してたのですね。一瞬、ドラムを始めようかとさえ思いましたもん…。
と言いつつ、音楽の方はさほど熱心に聴いていたとは言い難いのでアレなんですけど、やっぱ紹介しましょう。
まずはニッカウヰスキーのCMソング、バカラックの「April Fool」やブライアン・フェリーのカバーも入ってる「 薔薇色の明日 」。
続きまして、立花ハジメちゃんや鈴木ケーイチさん、サンディーも参加したユキヒロ・バンドのライブ「 tIME aND pLACE 」や、CSN&Yのカバーも収録、奥村靱正さんのジャケットがお洒落な「 WILD&MOODY 」ときますが、ワタシのオススメはやはり「 四月の魚 」です。
これは、これまた大好きな大林宣彦監督がメガホンを取ったユキヒロ主演の映画「四月の魚(ポワソン・ダブリル)」のサウンド・トラック。
諸事情があって、84年から86年へと公開がかなり延び延びになってしまったんですよね。内容的にはユル~いのに非現実的な展開で、公開が延びたことで、ユキヒロの服が古っぽく見えたことぐらいしか覚えていないのですが、同時期制作の大林作品「天国にいちばん近い島」(知世ちゃん主演だよ)の姉妹編みたいに感じたように思います。
でも、サントラはとても良い出来でした。インストも、歌詞のフランス語の響きも好きだったな。それもそのはず、「男と女」のピエール・バルーとコラボしちゃってるんだもん。BGMとしても心地よいアルバムです。
(2006.5.2)