名シリーズの新作、10年の時を経て続編発売!
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の記録的ロングヒットのせいか、またまた昭和回顧が盛んな今日この頃。
だからっつーワケではないでしょうが、なぜかここに来て、あの「ソフトロック・ドライヴィン」シリーズの新作が登場します。
それがビクターの「 ソフトロック・ドライヴィン ビクター編 ~空と海とわたし 」。
コレは1996年にリリースされ、和モノのソフトロック再評価の先駆けとなったシリーズですが、当時何らかの理由で発売が見送られていたものがやっと日の目を見た、って感じでしょうかね?
しかし、02年には番外編「 Our Time~SOFTROCK DRIVIN' EXTRA TRACKS 」が出たものの、当時リリースされた5枚はすべて廃盤(コロムビア編だけは05年に「 まちどおしい夏休み~ドライブ編 」として内容のみ復刻)だし、なんで今さら感は募りますけど、ま、土龍団さんの手腕が光る素晴らしい企画だもの、細かいことは気にしないようにしましょう。
で、今回のビクター編は全25曲。全編ステキな和モノのソフトロック(一部ヘンテコリンなものも含む)がテンコ盛り。
橋幸夫、雪村いづみ、フランク永井、中尾ミエら、ビクターのビッグスターが勢ぞろい、冷静に聴いたら笑っちゃうよーなものも、世紀のお宝に思えてきます。
中でも、やっぱ佐良兄貴(?!)の初CD化曲「笑わないで」あたりが珠玉でしょうか。
ウチ的には筒美先生の「南国からの手紙」や村井さんの「街を流れる川」を歌うチェリッシュをプッシュしときたいところです。おバ歌謡っぽい田中星児もスバ、スバ、スバらしい~、なんてのはウソですけど…。
ともかく、たぶんすぐ入手困難になるような気がしますので、思い立ったが吉日、ぜひお早めにお求めください。
なお、今回は映像版「 ソフトロック・ドライヴィン DVD 」も同時発売だとか! え?貴重なお宝歌唱画像が!と思いきや、シリーズのジャケ写に登場したフェアレディなんかの国産スポーツカーが走行するシーンを収めているとか…。うーん、ワタシ的には微妙です…。
(2005.12.15)