幻の正統派、再評価を期待！
中でもワタシが待ち焦がれていたのはこの「 井上望コレクション
」でした。スタ誕出身、新人不作の７９年デビューでしたが、デビュー曲「ルフラン」のスマッシュヒットを覚えている人は多いようです。
一応その年の新人賞は総ナメしたのですが、後が続かなかった…。
聖子ら強力な８０年組に押されて、日本テレビ音楽祭では金の鳩賞該当者なしっていう憂き目にあっちゃったりして、涙。
しかし、ノン（井上さんのニックネーム）って地味ですがめちゃくちゃウマかったんですよ。
難しい歌が多いのですが音程も確かだし、平山三紀－松本伊代ラインの中低音ながら先の二人ほどクセがなく、安心して聴くことができます。
名曲も多くて、セカンドシングルの「好きだから」や、阿久悠のおセンチな「悲恋一号」、丸山圭子がメジャーになる前の杉真理と組んだ「シャドー・ボーイ」などスンバラシイ。
一番のお気に入りは、前にカルトＣＤに入れたこともあるんですけど「ミスター・グッドバイ」です。
ワタシはすべてリアルタイムで応援してたのですが、なんか埋もれた存在になったのは惜しい限り。
ぜひこれを機に再評価されることを願っています。
（2004.6.1）
