おかげで男性、フィーフィー言ってます!
ラヴ・チェイス、ゴーッ!! 台湾製ティナ・ターナーことフィーフィーのリイシュー盤「 SOUL・FEI FEI! 」。
実はコレ、発売延期を繰り返し、やっとリリースされたかと思いきやすぐ廃盤。しかし、なぜかまた再発売されるというなんだかヘンな遍歴のある1枚なんです。
みうらじゅん監修で、「 コケティッシュ爆弾 」「 京都の恋 京都フェロモン菩薩 」らのコンセプトものベストの一環として企画されたこのCDは、確か97年か98年に発売される予定だったんです。
それが3カ月延び、半年延び、そのたんびに発売はアナウンスされてたものの無期延期に…。結局は99年になって、ひっそりリリースされたものなのです。
ワタシは予約したまま忘れてて、ショップで「ハイ、入りましたよ」って予期せず渡された時には、たいそう驚きました…。
もしかしたら、ヒィッ!って、かすかな悲鳴を上げてたかもしれない。
そんないわく付きの復刻。フィーフィーのMCがキモなんですけど、みうらじゅんの愛情と悪意に満ちた編集がイイ。往年のフィーフィーをご存じの方なら、思わず笑ってしまう感じです。
ワタシ、おそらく、この編集が最初ヒド過ぎて、発売に至らなかったのではないかと踏んでいるんですが。
それはともかく、全編に漂うソウルフルなムードを、存分にお楽しみあれ。フィーフィーのあの派手な動きを思い出しながらね。
ワタシは筒美作品の「恋の十字路」が大好きです。
なお、東芝は復刻再発ラッシュで、フィーフィーは名ライブ盤「 イン・ベラミ 」が再発。
3カ月連続で年代別リリースの名盤グラフティーシリーズには「雲と渚と青い海/岡崎友紀」「マリア登場/安西マリア」「ゴールデン・ハーフでーす/ゴールデン・ハーフ」などがラインナップされてます。
あ、フィーフィーはVIVIDからこちらも名ライブ盤の「オン・ステージ」*が復刻されるらしいというウワサがあったようですけど、どーなったんだろ…。
なお、この拙文の見出しは名司会者チータの、73年紅白での紹介コメントです。
(2005.3.17)
*「オン・ステージ」は2005年6月1日に発売される模様です。(2005.4.23追記)