せつな系、すくうるでいず青春ポップス
手違いで「GOLDEN J-POP/THE BEST 伊藤麻衣子」から漏れちゃったデビュー曲「微熱かナ」も収録、BOXと呼べるDVD付き3枚組完璧コレクション「 アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 伊藤麻衣子 All Songs Collection 」(厳密に言えば完璧じゃないという説もアリ)。
先駆けてDVD「 見えない翼~ローマより愛をこめて~ [DVD] 」も復刻されるなど、再評価の高まる伊藤麻衣子のすくうるでいず青春路線、粒よりの作品群が一気によみがえる好企画盤です。
MISSマガジンから登場、すでに高校を卒業しちゃってたというちょっと遅いデビューではありましたが、レコード発売前に「高校聖夫婦」に主演、当初から女優をかけ持ち、二足のワラジでありました。
独特の湿度をもったボーカルで、せつな系の名曲が多いんですよね。
アルバムのジャケットの美しさにビックリした「夢の入口」は、今聴いてもスリリング。
ファンの間では当初から名曲扱いされてた「キミたちにグッドラック」もシングルB面、アルバムの2バージョン収録(といっても、違いは最後の素人クラスメイトの台詞だけ?しかもリピートだし…)。
コレクターも納得のチョイスでしょう。
ワタシが好きだったのは「さよならのカレンダー」。今でも胸キュンになってしまう佳曲です。
ほかにユーミンのカバーや玉置浩二、大貫ター坊や南佳孝、珍しい長渕剛らの提供曲もあります。
やはり出世作ドラマ「不良少女とよばれて」のイメージが強いでしょうが、同名曲はドラマ終了後にリリースされたものです。
ドラマ中では少年院の応援歌として百恵ちゃんの「GAME IS OVER」を歌うシーンが度々ありましたけど、カバーしてほしかったな。
セールス的には、その次のドラマ「婦警候補生」のテーマ「見えない翼」が一番売れたようですが…。現在はいとうまい子に改名、女優として活躍してます。
(2004.10.12)