四半世紀を経て…幻のサントラ、ついに降臨!
2005年第一四半期でイチバン驚いた復刻がコレ、「 象物語 オリジナル・サウンドトラック (紙ジャケット仕様) 」。
そりゃ、封印されてたちあき幻の名曲が入っているとは言え、興業的にも成功したとは言い難い(はずだよね?)映画のサントラだけが一人歩きして、しかも丸ごと復刻されるなんてさ。
ちあきファンのために企画されたと言っても過言ではないこのリリース、感涙にむせんだ人はかなりの数に上るのではあるまいか?
ワタシはといいますと、LPからダビングしたテープを長らく愛聴しておりますが、音もイマイチだったこともあり、今回、素直に喜んでおります。しかし、なぜ今になって…。
謎はつのるばかりでありますが、今回コロムビアのちあき復刻にソニーが便乗したと見るのが正解でしょうかねえ。
で、このサントラ、聴きどころは、やはりちあきの「風と大地の子守り唄」および「アフリカン・ナイト」に尽きるのではないでしょーか?
懐の深さというか、母性というか、ちあきの情の厚さを感じる仕上がりです。
しかし、思い出すにつけ涙してしまうのは、当時、ちあき復活劇が未遂に終わったこと。
酒井さんの手によってちあき新時代となるはずが、黛ジュンに取って代わられた…。ワタシはジュンちゃんのバージョン(「 GOLDEN☆BEST 黛ジュン2 」でひと足先にCD化されてます)も、とても好きだし、ジュンちゃんに罪はないと思ってるのですけれどね。
ともあれ、これを逃すともうチャンスはないハズ。完全生産限定盤らしいので、どうぞお早目にお求めください。
(2005.3.17)