打算的損得勘定?! 陳美齢華僑的戦略
ハーイ、文化人のアグネスデス!
アサヒ十六茶のCMソングとして話題を呼んでいる最新シングル「 草原の輝き2005/ポケットいっぱいの秘密2005 」を収録した新ベスト「 Lost&Found 」の登場です。
クラウンに移籍してはや5年…。演歌や主婦向けソングなど、時々にヒットを狙ってコンスタントにシングルをリリースし続けておりますが、健闘してるよーな、してないよーな。相変わらず国際的、文化的な活動も頑張っているようで、歌手としてはなんとなく中途半端な感のあるアグネス。
CMの大量スポットという久々のチャンスに、2月に予定してた演歌系の新曲「しあわせの花/息」を発売延期にして、往年のヒット曲に懸けるという意気込み。
歌手としても波に乗りたいという狙いが見え隠れする戦略ですが、果たして昔のファンの気持ちを呼び覚ませるかどーか…そのカギを握るのが今回のベストではないでしょーか。
収録曲はといいますと、デビュー曲「ひなげしの花」を筆頭に、アイドル時代では「小さな恋の物語」「愛の迷い子」「白いくつ下は似合わない」らシブめのヒット曲に加え、カバーされて話題を集めた「ハロー・グッドバイ」「想い出の散歩道」をセレクト。
そしてクラウン移籍で演歌シフト時代からは、第1弾の「この身がちぎれるほどに~Lovin’you is killin’me」から、自称親友(?!)テレサ・テンの遺志を都合よく継ごうとした「忘れないで-time to say goodbye-」、「私小説-my love story-」やアグネス発掘の恩師・平尾先生とのデュエット「香港国際空港」や、デビュー30周年記念シングル「心の旅人」「愛のゆくえに~fallin’love~」*、そして「2番目のしあわせ」まで、復活後のシングルを完全網羅と、昔しか知らないファンにも、今のファンにも、新たな発見ができる内容となっております。
うーん、「アグネス・チャン CD-BOX」を持ってても、新曲やら聴きたさについ手が伸びてしまいそう。なんかアグネスのあざとさみたいなのが如実に出てる気がするなあ…。
しかし、このタイトル、よいですね~。ホント、アグネスの33年を象徴しているようで…。
さあ、このベストを聴いて、あなたはLostを感じる? それともFound? ワタシは…。
あ、そういえば、アグネスって全米で歌手デビューという話があったのだけど、アレはどうなったのでしょーか。
(2005.3.17)
*当初の予定内容に変更があり、「愛のゆくえに~fallin'love~」に代わってアグネス初の自作曲「You're21 I'm16」(73年のアルバム「草原の輝き」より)が収録されることになりました。(2005.4.15追記)