アナタニハ、チェルシー、アゲナイ…。
草原みたいな光景に出くわすたびに、ワタシ思わず口ずさんじゃうんです。♪歌いたくなるよな一日/あなたにもわけてあげたい/ホラ、チェルシー/もひとつチェルシー~。
そう、明治製菓・チェルシーのCMソング「明治チェルシーの唄」(作詩・安井かずみ/作曲・小林亜星)。興がのると、白人少女の決めゼリフ「あなたにも、チェルシーあげたい」はもちろん、「スコットランド伝統のおいしさ」というナレーションまで言っちゃったりして…。
それほど馴染んでるのは、ロングセラーとなった商品力はもとより、アーティストやアレンジこそ違えど、同じメロディーだからですね。それに、詩も曲も素晴らしく心地よいし…昔のCMソングって、純粋にCMのためにだけ作られていたせいなのか、キャッチーでハイレベルでしたしね。
そんな風に30年以上にわたって愛されてきた「明治チェルシーの唄」が、このたび1枚のCD「 明治チェルシーの唄 」になりました。
美しいハーモニーが心地よい71年のシモンズから、ガロ、ペドロ&カプリシャス、南沙織、サーカス、八神純子、アグネス・チャン、近年の上原多香子、PUFFY、CHEMISTRYまで、さわやか系アーティストがズラリと並んでいますね。
意外なところでは、大貫妙子やシーナ&ロケッツの歌も入っていますが、ハイ・ファイ・セットが漏れているよーな気がする…。
この中では、ウチ的には76年のシンシアと85年のアグネスですね。アグネスはもっと前から歌ってた印象があったので、データを見てちょっと驚きましたね。
CDはジャケットもチェルシーのパッケージ。175Rのキットカットみたいに、お菓子コーナーに並べば面白いのにね。
さて、話はCMの決めゼリフに戻りますけど、当時、こんなギャグが流行りませんでした?「アナタニハ、チェルシー、アゲナイ」。
コレって、ワタシたち小学生にとってチェルシーはちょっとリッチなキャンディーという位置付けで、持っているだけでプチ優越感を感じられるお菓子だったと思うんですよね。
遠足の時とか、よく買ったのですけど、チェルシーを買っちゃうと、決められた予算に影響を及ぼすので、チョコかスナック菓子を諦めるか、ガムやクッキーをグレードダウンさせるか大いに迷ったものです。
ワタシはヨーグルトスカッチが大好きで、今もたまに買ったりします。
(2005.4.7)