ヒデキカンゲキ! お徳用の必需品
ヒデキは99年に出た限定BOX「西城秀樹シングル・コレクション-77の軌跡」を持っているので、ついベストものは無視してしまうのですけど、「」ってお得盤のワリに見逃せない選曲なんで、取り上げてみました。
初のベストテンヒット「情熱の嵐」から始まって、初1位の「ちぎれた愛」や軽快ロックな「薔薇の鎖」、モノマネのおかげで若い子も知ってる「激しい恋」に「傷だらけのローラ」などなど、定番ヒットがテンコ盛り。
このへんは、レア度という観点からはどーということもないのですけど、ワリと見過ごされがちな「この愛のときめき」が入ってるのがウレシイ!
さらには、モスクワオリンピック応援ソングだったのに不参加のため涙をのんだ「俺たちの時代」も! モッコリランパンのジャケットが、話題を呼び過ぎて差し替えられたことを思い出して、ヒデキカンゲキ!
この曲を出した80年のヒデキって、前年の大活躍をバネに、スティーヴィー・ワンダーの「愛の園」を直々のご指名でやったりと、後年の展開へと続く新境地を開いた年で、この「俺たちの時代」が唯一、従来のヒデキ路線だったのですけど…。
ワタシ、この曲がもっと売れていたら、ヒデキのワイルドで優しい元気キャラは、当分続いてたのかもしれない…なんて思ってます。それはたのきんトリオのせいでなく、ね。
しかし、ヒデキのベストでいつも思うことは、バリー・マニロウとのデュエット「腕の中へ-In Search of Love-」がどーして入らないかなってことです。
(2004.12.25)