「木枯しの精」28年ぶりのコンピ収録記念ってことで…
猫もコタツで、歌を聴く。なんて冬の名曲を集めたコンピ「 冬歌 」の続編ですが、選曲はとってもいいけど初CD化のレア音源が全然入っていないので、このコンピ「 冬歌2 」を特別に素晴らしいとは思ってないんですけど…ただ、南沙織の「木枯しの精」が入っているという事実に負けて、取り上げてしまった…。
申し訳ございませんっ!
だって、シンシアの後期、77年11月21日に出たこのシングルは、相思相愛だった丸山圭子による小品。
オリコン63位、有線やラジオでも振るわずと、ヒットとはほど遠い実績だし、翌年1月21日に「春の予感-I've been mellow-」が出たため、新曲でいられた期間がわずか2ヵ月という、シンシアのレギュラーシングルとしては最も短命の作品なのです。
しかも「春の予感」は大型タイアップのため年末からプッシュされ、TVでも新春早々から歌ってたから、この曲は実質2ヵ月足らずしか披露されず、人々の記憶にも残っていないんですよね。
ワタシが知る限り、コンピ盤に収録されたのって、77年12月発売のLP「ヒット速報'78」(CBS・ソニー)だけで、それ以来28年ぶりだと思うんですね。
というわけで、いたたまれず紹介してしまった次第です。けしてイチ押しのコンピ盤というワケではありませんので、どうぞご了承ください。
(2005.10.5)