お急ぎください!PL全米発売の超名盤が再流通!
79年に全米進出を遂げた、我らがピンク・レディー名盤中の名盤「 ピンク・レディー イン・USA 」(原題「PINK LADY」)。
02年にVIVIDからめでたく復刻され、これまでにもさんざん紹介して参りましたけど、つい最近まで潤沢にあった発売元の在庫が切れ入手困難になった模様で、あちこちでプレミア価格で取り引きされてるみたいなんです…。
その原因は、期間限定で復活したピンク・レディーのコンサートのファイナルツアー「Unforgettable Final Ovation」にあったみたい。というのも、今回のコンサートでは、この全米デビュー盤10曲のうちなんと7曲も演ってるからなんですね。
そんな状況下、ショッピングサイトのamazonでも「在庫切れ」の状態が続いておりましたが、なんと市中在庫をひっかき集めたのか、今のところ(2005.4.23現在)買えるようになっているのです。
需要がそれほどあるのなら、もしかしたら再プレスされるかもしれませんが、VIVIDの場合、契約の関係からか売り切りのスタイルぽいので、思い切って紹介することにした次第です。
このチャンスにぜひお買い求めください…って、もう時間の問題で、あなたがコレを読んだ時点では手に入らないかもしれないけど…。その節はどうかご容赦くださいませ。
世界的なディスコ・ブームの真っ最中に制作されたこのアルバム、内容はディスコ・クラシックといいますか、懐かしいソウルの響きを堪能できる名作。
プロデュースは、レイフ・ギャレットをやってたマイク・ロイドですから、あのへんのノリが好きな人ならトリコになること請け合いです。とゆーか、レイフなんかメじゃない仕上がりですよ。
デビューシングルでビルボード37位を記録したヒット曲「 Kiss In The Dark」をはじめ、ソウル&ディスコのオンパレード。
レフトバンクのカバー「Walk Away Renee」や、80年の解散発表時に日本語盤のシングルとなった「Strangers When We Kiss」(「うたかた」)、トム・ジョーンズのカバー「Love Me Tonight」、当初の全米デビュー予定曲「 Love Countdown」、映画「HAPPY」の曲をリメイクした「Deeply」(コレ、2人が大好きだと言っていた)などなど、ハズレなし、大国のエンターテインメイントそのものを感じる出来です。
ワタシが最初に聴いたのは小6の頃でしたけど、「Show Me The Way To Love」のコーラスにシビレまくったものです。
ピンクの話ではとにかく英語に苦労したり、唱法を強制させられたり、アメリカで売るための養成ギブスをつけられちゃった感がありますけど、やはり日本でイチバン働き者で、誰にもマネできないほど努力を重ねていた2人。
あの姿勢って、戦後復興の象徴だったような気がします。いま多大な奉仕の精神を持ってしても誰も不可能でしょうね、2人のやってきたことを成し遂げるのは…。
未聴の方がいましたら、とにかく騙されたと思ってお聴きください。ワタシは特にPLの音楽性を認めてない、っていう人に聴いてもらいたいな。
なお、全米の3大ネットワークのひとつであるNBCでの冠番組、日本では視聴率低迷による打ち切りとか、日本をおとしめるピンク芸者だったとかヒドイ報道がなされておりましたけど、ホントはそうじゃなかったらしいんですよね。
ま、内容は正直ショボイし、ピンクの2人もワケわかんない風だし、酷評されても仕方なかったかもしれないけど、そんな風に全米で番組を持った日本人なんて後にも先にもいないワケだし、そこんとこを認めてあげたいですね。
いま輸入盤のビデオ「Pink Lady&Jeff 1」「Pink Lady&Jeff 2」またはDVD「 Pink Lady & Jeff [DVD] [Import] 」で見られますので、ご興味がある方はどうぞ。ただしDVDはリージョン1ですのでご注意を。
あ、ファイナル・ツアーにこれから行かれる方、フリツケが不安ならピンク・レディーフリツケ完全マスターDVD「 ピンク・レディー フリツケ完全マスターDVD Vol.1 講談社DVDブック 」「 ピンク・レディー フリツケ完全マスターDVD Vol.2 (講談社DVDブック) 」で予習を、ぜひ。
(2005.4.23)