佐藤エポ子、80's的ハイジャンプ・ポップ!
出ました、女・達郎。
ワタシのEPOっていうと、日体大出身ならでは、デビュー前のスター運動会での大活躍です。アイドル勢に一切手加減せず、1位取りまくりにえらいビックリしたものです。この人、何者?って。
同じくして、竹内まりやの「SEPTEMBER」のコーラスで一気にファンになるんですけど。
翌80年、シュガーベイブをカバーした「DOWN TOWN」で、ついにデビューを飾ったのですね。しかし驚いたものです、そのアルバムを聴いて。
まさに80年代の幕開け、ニューポップな感じがしたもの。
で、この「 ゴールデン☆ベスト EPO 」には、ター坊と違って、デビュー曲から、84年にミディへ移籍した後のヒットまでを収録してます。
資生堂のキャンペーンソングとなった最大のヒット曲「う、ふ、ふ、ふ」や、高見知佳に書いた提供曲初の大ヒットのセルフカバー「くちびるヌード・咲かせます」、ひょうきん族のテーマ「土曜の夜はパラダイス」、まりやの後を継いだキリンレモンのCMソング「PARK Ave. 1981」などなど、キャッチーな名曲のオンパレード。
86年コカ・コーラのCMソング「太陽にPUMP! PUMP!」まで、一気に80年代のオシャレ感が味わえます。ワタシが好きだったのは、せつな系「身代りのバディー」。
高校時代の思い出が甦ります。コレにイチバン好きな「モダン・ロマンス」が入っていたら完璧なんですけど…。
屈強な体型や、アルバムジャケットなど、元気娘のイメージが強かったEPOですが、内面はすごい繊細な人だったと思います。
それを証拠に、哲学・思想系に走ったようになっちゃって、表舞台からは一線引いちゃったのが今もって残念。ワタシはよく2枚組のベスト「 Epocha 1980-1986 」を聴きますけど、そのたんびに、現在の明るいEPOを聴きたくなります。
(2005.4.7)