燦然と輝くフィリピーナ・シンガーの実力!
今回のG☆Bのラインアップには、ワタシにとって絶対忘れてはならない人が入ってます。それはマリーン。
近年では、なんとなくカラオケ番組みたいなのか、青春ポップス系みたいなTVにしか出てないような感がありますが、マリーンの歌というのは絶品だと思うんですね、ワタシ。
ワタシが10代後半で、各地でジャズフェスが盛んだった頃、マリーンの追っかけまがいのことをしたことがあります…。だって、ホントに好きだったんだもん。
カバーもいいし、オリジナルもいい。どれもクオリティが高くて。当時イチバン聴いたのは「Be・Pop」っていうLPなんですけど、現在ほとんどが廃盤というのが腹立たしい。もうちょっと再評価してもいいんじゃない?
で、今回のベスト「 GOLDEN☆BEST マリーン 」は81年のデビューアルバム「ファースト・ラヴのように」から、89年のソニー最後のアルバム「STYLISH」までの12枚のアルバムから本人がチョイス。
オリジナルやポップスのカバー、お得意のジャズ、スタンダードで構成されております(注・内容はアルバム未収録の12インチバージョンを含むシングルコレクションに大幅変更となりました)。
ホント思い出は尽きないんですけど、ジャズフェス以外では、角川映画「キャバレー」の主題歌となった「レフト・アローン」、ワタシはこの当時、マル・ウォルドロンと一緒のツアーを、地元のジャズ喫茶で堪能したこと、東芝移籍後のライブで彼女とお話ししたこと…など、バブリーな日々の思い出とともにしっかり心に刻んでおります。
最近、と言ってももう6年ぐらい経ちましたが、インディーズ発売のアルバム「ホワッツ・ニュー」は最高の出来です。
また、廃盤になったけど、東芝時代の作品で、70年代AORをカバーしたアルバム「アンフォゲッタブル・ユー」も必聴ですよ。
なお、プレ・デビューのマリリン名でのシングル「LOVE ME」は筒美先生の作品で、東芝盤のウルトラ・ベスト・トラックスでCD化されております。
なお、今回のG☆B、他に「 GOLDEN☆BEST ALL OF 明和電機 」「 GOLDEN☆BEST/センチメンタル・シティ・ロマンス 」なども発売となります。
(2005.7.6)
※「GOLDEN☆BEST/マリーン」は2005.9.28に発売延期となり、内容はシングルコレクションに大幅変更。仕様(2枚組→1枚)、価格とも変更になりました。(2005.9.3追記)