ドーナツ盤55枚復刻、ゴーBOX!
当年とって50歳、老いてなおますます磨きがかかるヒロミ・ゴー。
3年間の休養期間を経て歌手活動を再開、シングル「愛より速く」に加え、全国ツアー、そして9月にはNY録音の新アルバム「Evolution」を発表するなど、精力的なリリースが予定されています。
で、10月18日の満50歳の誕生日を記念したビッグな企画が登場。
なんと、1972年からのドーナツ盤55枚を忠実に復刻、11枚ずつ1セットにしたCD-BOX「Single Collection of Early Days」計5タイトルが発売されるのです。
しかも各シングルにはA面曲のカラオケも収録されてますし、全タイトルを購入すると特製グッズが当たるキャンペーンも予定されてるとか。
松田聖子、南沙織と続いてきたソニーのドーナツ盤シングルの復刻企画、CBSソニーのロゴじゃないのが悲しいですが、筒美系のヒロミは何といっても名曲ぞろいですし、ファンの皆さんならずとも何とも期待が高まる好企画ですね。
まずは10月5日発売の「 Single Collection of Early Days vol.1(紙ジャケット仕様) 」。
16才で鮮烈なデビューを飾った「男の子 女の子」から移籍問題で揺れていた「わるい誘惑」まで、ジャニーズ時代の全11枚ですが、あの「裸のビーナス」のピンナップジャケットが復刻されるのですねぇ。
ちなみに臨発の「天使の詩」以外のシングルはすべて筒美京平で、初期ひろみのソウルが聴ける名作ぞろいとなっております。
お次は、バーニング移籍記念曲「花にように鳥のように」から、ぐんと男っぽく成長を遂げる「洪水の前」までをまとめた「 Single Collection of Early Days vol.2(紙ジャケット仕様) 」で、10月19日のリリース。
ここでは両面とも珠玉の出来栄えとなった「恋の弱味/さらば夏の光よ」と、楳図かずお作詞による「寒い夜明け」をオススメ。ってか、このセットが真っ先に欲しいな。
続く11月2日発売の「 Single Collection of Early Days vol.3(紙ジャケット仕様) 」は、TBS水曜劇場「ムー」が鮮烈な「帰郷/お化けのロック」から「セクシー・ユー(モンロー・ウォーク)」までの全11枚。
樹木希林とのデュエット2曲を含むこのセットには、筒美作品あり、都倉ディスコあり、子ども向け企画盤あり、ゴダイゴあり、新進気鋭時代の網倉さん(唐沢晴之介はひろみのドラマ「家路」の役名から拝借したペンネーム)ありとバラエティに富んでいて、シリーズ中最強という感じがします。
そして11月16日発売の「 Single Collection of Early Days vol.4(紙ジャケット仕様) 」は、カーリーヘアにヒゲというおよそひろみらしくない出で立ちと女性の手をつけたレオタードの衣装が話題を呼んだ「タブー(禁じられた愛)」から、フリオ路線で再びトップに躍り出た「哀しみの黒い瞳」まで。
トリを飾るのは、11月30日発売の「 Single Collection of Early Days vol.5(紙ジャケット仕様) 」。
中島みゆき+筒美京平の世紀のコラボによる「美貌の都」から、最後のアナログドーナツ盤となった87年の「千年の孤独」までとなっています。
なお、今回はドーナツ盤復刻ですので、シングルはシングルでも「カリスマ」「クール」といった12インチは含まれておりません。
音源的には、デビュー25周年の97年に出た限定ボックス「ALL THE SINGLES1972-1997」ですべて聴けますし、まだ入手可能なうえ特典付きなのでそっちがお得ですけど、やっぱジャケを復刻した今回の企画には別の味わいがありますよね。
ファン中心層はやっぱ主婦層、ということもあってか、それぞれ1万円を切るお得なプライスですし、毎月の家計からこっそり捻出できるよう、隔週1セットずつ5回に分けたリリースってのも考えてますね~。
完全生産限定ですし、近頃のソニーのボックスは聖子しかり、ナンノしかりで予約なしでは入手が難しくなってますから、ぜひお早めにご予約を(一応メーカー締め切りは8月7日となっております)。
(2005.7.3)