ケイはけい子で惠子でkei? ホントは啓子です!
究極だから9曲です。などという触れ込みで、2カ月連続のリリースが決まったワーナーミュージックの「究極のベスト!」シリーズ。
ワーナー以外の他社音源(キングなど)のものも含み、それぞれ全9曲を収録、29アーティスト+コンピ盤の計30タイトルとなっております。
中には初CD化や入手困難となった曲も入ったものもありますが、「究極」というのはどーかとも思いますけど…。しかも、メーカーサイドからは「ベスト盤として出したいアーティストを吟味したうえで無駄曲を省き、あくまでもヒット曲や代表曲にこだわったら9曲になった」という発言があったようで、ますますどーかと思います。
“無駄曲”なんて、メーカーが言っちゃいけませんよ。アンタんとこって、平気で無駄なものを制作して、平気で売ってきたワケ?なんて、つい憤慨しちゃう。
コレって明らかに音楽ファンをバカにしてると感じるんですけど、そう思うのってワタシだけでしょうか?
しかも、「小坂明子」について「9曲のうち8曲が初CD化」なんて、真っ赤なウソでございます。といっても個人的には「ビートルズをおぼえていますか」がウレシイのですけど。
デジタル・リマスターと低価格もウリみたいですけど、リイシュー盤は、もはやどちらも当たり前。G☆Bの中には22曲とかで1980円なんてのもあるほどですから、9曲で1500円は安い感じはしませんよね…。
とまあ、のっけから否定的な感じで失礼しましたが、やはり魅力的なものもありまして、ワタシはやはり、PLのケイのソロ転向後を集めた「 究極のベスト! 増田恵子 」ですね。
ミニベストとはいえ、シングルヒットがまとまって聴けるのは初めてのことだと思うし、今まではミー(「 GOLDEN☆BEST/未唯 ハレルヤ・ハリケーン 」)だけでしたから、とてもウレシイ。
ワタシはやはり「ためらい」「らせん階段」というユーミン~まりやの流れが好きだな。今回はフォーライフ音源も収録予定と、9曲でも喜ばしい限りです。
一応ラインナップを紹介しますと、6月22日発売分は「沢田知可子」「 中村あゆみ」「浅香唯」「杉山清貴」「葛城ユキ」「上田知華」「さとう宗幸」「憂歌団」「狩人」「COOLS」「ペドロ&カプリシャス」「クラフト」「小坂明子」「ビリー・バンバン」「荒木一郎」の15タイトル。
7月27日発売分は「増田けい子」のほか「世良公則/ツイスト」「Class」「香西かおり」「1986オメガトライブ/カルロス・トシキ&オメガトライブ」「吉田日出子」「柳ジョージ」「ジョー山中」「吉田美奈子」「西島三重子」「北原ミレイ」「朱里エイコ」「平浩二」「ヒデとロザンナ」と、名レーベルのコンピ「ショーボート・レーベル」の全15タイトルとなっております。
(2005.5.13)